『多頭飼育崩壊』の家から保護センターに来た猫。殺処分を逃れ我が家へ

『多頭飼育崩壊』の家から保護センターに来た猫。殺処分を逃れ我が家へ

猫を十数匹家庭で飼育しているところから、これ以上育てられないとしてその中から数匹が保護センターに収容されました。その中から1匹を引き取った時のお話です。

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病気が疑われている猫との出会い

最近各地で猫の多頭飼育崩壊の話が、テレビやネットニュースなどで取り上げられていますが、おそらく今に始まったことではないと思います。

そんな多頭飼育をしていた家庭から、猫数匹が保護センターに収容されました。年齢は様々な猫たちでした。

感染症

見た目では特に健康に問題はないようでしたが、その中の1匹が収容されてから少しずつ食欲がなくなってきてそのせいで身体が痩せていき、腹水が溜まるようになっていきました。

センターでの簡易検査で異常があったので、さらに詳しい検査を動物病院で受けました。結果はおそらく感染症との事でした。他の猫たちに感染しないように、別部屋で隔離されてしまいました。

殺処分のリストに

ケージの中で正面を向いている

そして治る見込みはないとの理由で殺処分対象のリストに入ってしまったのです。

それでおそらくではなく、確実に感染症かどうかの確定診断を受けるためと、もしそうであっても一家庭で今度は、落ち着いた家庭猫として過ごさせたいとの思いで、ボランティア団体が引き取り我が家へやって来ました。

やってきた猫にはいろいろな問題点が・・・

まずは、成猫なので人に慣れているかどうかが心配でした。それに病院へ行ったりする時に素直にキャリーに入らないと大変です。更に、感染症の疑いなので1匹だけの隔離が必要で、他に猫がいるので別部屋で完全に接触しないようにしました。

そして確定診断が出るまでは、一日の殆どはケージの中で過ごさせていたのです。ただ、ストレスが溜まらないように時々は部屋でフリーにしたり、日光浴をさせたりしていました。

預かって嬉しかったこと

預かって2日もすると家の雰囲気と生活に少しずつ慣れていったようでした。そして感染症の確定診断のために病院へ連れて行きました。結果がでるのは約1週間後です。

ケージの中でカラーを付けている

意外にも病院の診察台の上では暴れることもなく静かに診察を受けることができました。もしかしたら少しはかわいがられていたのかもしれません。

ご飯を食べている

診断結果が分かるまではとても気をもんでいましたが、その間ご飯はよく食べて2段ケージの上下を行ったり来たりと元気そうに見えました。とても病気には見えなかったのです。

検査結果

そして1週間後確定診断の結果は陰性でした。こんなにうれしい事はありませんでした。でも、保護センターで食欲がおちたり、腹水が溜まったりした原因は何だったのかは分かりません。

もしかしたら、極度のストレスからかもしれないと聞きまた。あのままセンターにいなくて本当に良かったと思った瞬間でした。

今は自由でのんびりした生活を満喫中

感染症ではないと診断された以上もう隔離しておく必要はありません。一日部屋でフリーにしています。体重も徐々に増えていき、時々はちょっとしたいたずらをしたり、玩具で遊んだりと毎日元気に過ごしています。

クッションの上で毛づくろいをしている

それと意外とものすごく甘えん坊で、一緒にいるとすぐ膝の上に乗ってきて、そのまま寝てしまいます。もしかしたら、本来の性格は楽天的で甘えん坊だったのかもしれませんが、多くの猫たちがいる中ではそれができなかったのでしょう。

クッションの上で顔を上げている

それを思うとかわいそうですが、今は平穏に過ごしているので幸せなのだと思います。

まとめ

多頭飼育崩壊になってしまった要因はいろいろあると思います。

最初は1匹や2匹から始まってその猫たちに避妊去勢をしないまま、徐々に子猫たちが生まれて、気付いた時にはとても一人や一家庭では飼育しきれない頭数になってしまうことが、原因の一つです。

かわいそうだからと野良猫にご飯を与えるその行為がさらに不幸な猫たちを増やしている原因でもあります。また避妊去勢の知識がないのも同じです。

これから先かわいそうな猫たちが増えていかないことを切に望みます。

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