まあるいお耳が超絶可愛い!対馬だけに生息する『ツシマヤマネコ』って知ってる?

まあるいお耳が超絶可愛い!対馬だけに生息する『ツシマヤマネコ』って知ってる?

皆さんは、「ツシマヤマネコ」という、見た目が大変キュートな長崎県の対馬だけに生息する動物をご存じでしょうか。ツシマヤマネコは、ヤマネコなだけに性格が凶暴など様々な言われがありますが、本当に見た目にはうっとりしてしまいます。そんなツシマヤマネコの生態などについてご紹介させていただきます。

ツシマヤマネコって?

ツシマヤマネコ

皆さんはまあるい耳などの見た目が大変キュートな一見猫かなにか分かりにくい長崎県の対馬だけに生息する「ツシマヤマネコ」をご存じでしょうか?

ネットなどでは、ヤマネコなだけに性格が凶暴など様々な意見があるようですがそのキュートな見た目には本当にうっとりしてしまいます。

実際のところのツシマヤマネコの性格は1頭1頭異なるようですが、警戒心が強い傾向にはあるそうです。

そもそもツシマヤマネコは長崎県の対馬だけに生息する野生のネコで、東南アジアから中国、朝鮮半島などに分布する「ベンガルヤマネコの亜種」です。

ツシマヤマネコは対馬山猫と記載されたり、英語では「Prionailurus bengalensis euptilurus」と呼びます。

ツシマヤマネコの呼称や特徴は?

横たわるツシマヤマネコ

モンゴルや中国、東シベリアのアムール川周辺や朝鮮半島、対馬など広い範囲で分布するツシマヤマネコ。

マンシュウヤマネコやチョウセンヤマネコと呼ぶこともあります。

地元長崎県対馬の人々からは山に住む虎毛から「とらやま」や「とらげ」と呼んだり、水田付近で見かけることから「田ネコ」「智ネコ」と呼ぶぶこともあるんだとか。地元で愛され、なんだか名前も可愛らしいですよね。

1965年頃にはじめて目撃をされたようで、頭胴長は1.2mと既存のヤマネコよりも大きいのが特徴です。

見た目や大きさは?

舌を出すツシマヤマネコ

トラの子供にも一見、見えますがフワフワとした体毛とまあるいお耳がなんとも可愛らしいツシマヤマネコ。

体長は「50〜80cm」で体重は3〜5kgが平均となっているようです。

また2000年代前半では「80〜110頭」ほどが目撃されていました。

耳の裏には白色の斑点があるのが特徴で見た目は子供のトラにも見えます。
この柄が人気でツシマヤマネコ柄猫の手ステッキやツシマヤマネコTシャツが販売されていたりもするんですよ!

また福岡市の福岡市動物園や京都市の京都市動物園、佐世保市の九十九鳥動物植物園森きららなどで見ることができるようですが寿命は8〜10年となっています。
是非動物園でお目にかかりたいですね。

絶滅の危険性もあるの?

眠そうなツシマヤマネコ

ツシマヤマネコは対馬に生息し、発見された当初は数多く目撃されていたようですが山などの住みよい適した環境が減ってしまったことやネズミや野鳥などの食料の減少、トラバサミ、交通事故、イエネコからの感染症、犬による咬傷などが原因によって数が減少し現在では「絶滅が危惧」されています。

1971年頃には国の「天然記念物」に指定されていますが、イリオモテヤマネコなどと同じような特別天然記念物の指定はされていません。

絶滅の危険が最もある「絶滅危惧IA類(CR)」とされています。

まとめ

ツシマヤマネコの正面

まわるいお耳に大きな瞳、トラ?ネコ?と悩んでしまうのが日本では長崎県の対馬だけにしか生息していない「ツシマヤマネコ」です。

絶滅の危険が最もある「絶滅危惧IA類(CR)」にもなっており、現在は環境の変化や交通事故、感染症が原因によって数が減ってきているようです。

ツシマヤマネコの体長は「50〜80cm」で体重は3〜5kgが平均となっており、耳の裏には白色の斑点があるのとまあるいお耳がが特徴で見た目は子供のトラにも見えます。

超絶キュートな「ツシマヤマネコ」を見に是非長崎県の対馬や飼育されている動物園に赴いてみたいですね。

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