不幸な猫の命を増やさない為にも「避妊去勢手術」を!

不幸な猫の命を増やさない為にも「避妊去勢手術」を!

猫でむやみに子供を産まないために行う去勢・避妊手術は多くの飼い主が行っていますが、この手術を受けると子供を産まない以外にも変化が起きます。その変化を知ることで、まだ去勢や避妊手術を行っていない飼い主の方に、どうすることが最良の選択になるのか判断して下さい。

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猫の去勢・避妊手術とは?

エリザベスカラーをつけた猫

ペットで飼い主が子供を産むことを望んでいない場合、オス猫に行うのが去勢手術で、メス猫が避妊手術になります。この手術の特徴について紹介しましょう。

オス猫の去勢手術

オス猫の生殖器官は体の外に出ていて、手術するのは比較的簡単といわれていますが、猫に大きな負担はかけないのは一般的です。手術後もそれほど大きな体調の変化がなく、費用は1万~2万円が相場になっています。

メス猫の避妊手術

メス猫の場合はお腹を切って生殖器官を切除しなければいけないため、完治するのに時間がかかり、費用も2万~4万円程度とオス猫よりも高くなっています。一時的に体調が優れないこともありますので、術後しばらく注意して観察を行ってください。

去勢・避妊手術ができる時期

去勢・避妊手術は猫の体がある程度成長してから行います。固体差がありますが、生後二か月が経過したときに専門医の判断によって実施できます。手術に関してはできる限り早い方がいいのですが、何回か子供を産んだ後で行うこともできます。

手術後の注意点

猫は体に違和感を覚えると、体の部分を舐めたり触ったりしますので、手術を行ったあとは患部を触らないように、エリザベスカラーを使うといいでしょう。

このエリザベスカラーというのは、円錐形の先端部分に穴が開いたような形をしていて、猫が外的に損傷を受けた場合に、動物病院などでつけてくれる動物専用の医療道具です。

人間でも患部を触りすぎると治りが遅くなりますが、これは猫でも同じです。特にメス猫の場合は傷口が開いてしまうケースもあるので、患部を触らないように飼い主が努めてください。

猫の去勢・避妊手術の費用補助

猫の去勢や避妊手術の費用は決して安いものではありませんが、自治体や地域によっては費用を補助してくれる場合があります。主な対象は野良猫ですが、飼い猫でも野良猫や保護猫を引き取るときや、それ以外の理由であっても補助の対象になる場合があります。

自治体は野良猫の増加を防ぐためですが、民間団体や獣医などの団体は望まない出産で捨てられる猫を防ぐために行っています。そのため、飼い猫であっても、去勢や避妊手術の費用が補助してもらえる可能性があるので、動物病院や自治体などに問い合わせてみてください。

去勢・避妊手術で起きる猫の変化

病院で術後服を着る猫

去勢や避妊手術をすれば子猫が生まれなくなるのは当然ですが、この手術を行うことで猫にも一定の変化が起きます。どのような変化が訪れるのでしょうか。

オス猫の場合

屋外でマーキングをしている猫

オス猫は、大人になるに連れて縄張り意識が高まり、おしっこでマーキングを行ったり、単独行動をしたりする傾向が強くなるため、外に出たがり、飼い主に甘えるようなこともしなくなります。

飼い猫であっても、人間を同じ猫だと認識しているので、なつかなくなるのは仕方ないでしょう。ところが去勢手術を行うと、子猫のままの性格がそのまま残ると言われています。

去勢手術を行うと、発情しなくなるので単独行動は影を潜め、縄張り意識も軽減するのでマーキングも行わなくなります。そのため、オス猫にはできるだけ早く去勢手術を行うといいでしょう。

メス猫の場合

警戒して物陰から様子を伺う猫

メス猫は避妊手術を行わないで成猫になると、警戒心が強くなる傾向があります。またメス猫は発情期になると独特の鳴き声で鳴くようになり、猫の発情期である春と秋には大変なことになります。

メス猫の場合はオス猫と異なって避妊手術をすることで、性格が子猫のままになることはありませんが、警戒心が和らぎ、発情期にする問題行動をしなくなります。

ただメス猫はクールビューティーと言うべきか、避妊手術を行っても飼い主とは程よい距離感を保ちながら接する猫ちゃんも多いようですね。

まとめ

授乳中の猫の親子

猫の出産は一度に4~5匹の子猫を産むのは当たり前であり、多いときは一年に二度も出産する猫もいるので、何もしなければどれだけ増えるのか見当がつきません。

猫や犬の殺処分数は毎年減ってきてはいますが、それでも不幸な命は減る事はありません。猫を本当に愛しているなら、どちらを選択するか答えは既に出ているでしょう。