とにかく可愛い!あまり知られていない「スナネコ」ってどんな猫なの?

とにかく可愛い!あまり知られていない「スナネコ」ってどんな猫なの?

猫が可愛いのは当たり前ですが、その中でも飛びぬけて可愛いという評判があるのが「スナネコ」という猫です。この猫は日本には飼っている人はおろか、動物園にもいないので、動いている姿を直視することはできません。しかし子猫の頃の姿は反則級に可愛いので、興味を持った方は一度検索してみて下さい。

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「スナネコ」ってどんな猫?

こちらを見つめるスナネコ

スナネコというのは名前の通り、砂漠地帯にしか生息していない猫を言います。

砂漠に猫が生息するのかと不思議に思う人もいるでしょうが、猫というのは元々は砂漠で生息していたので、本来のあるべき姿がスナネコだと言えるでしょう。

砂漠といってもいろいろな状態があり、スナネコが住んでいるのは砂漠でも草や木が繁茂しているオアシスに近いような場所になります。
ただし、外見は古来の猫と程遠く、現在の猫に近いような姿をしているという特徴を持っています。

多くの人はこの可愛すぎる姿を目撃すると「砂漠の天使」と呼称していて、その表現も一見すれば納得するのは間違いありません。

残念なことに生息場所が厳しい環境であるとともに、密漁が多く発生しているため、絶滅危惧種に該当していて、生息地域に行っても見るのはとても難しくなっています。

スナネコはどんな場所に住んでるの?

木の陰に隠れるスナネコ

スナネコの生息地で有名なのはアフリカ大陸のサハラ砂漠であり、モロッコの砂漠地帯での目撃例が多くなっています。ただ中東地域の砂漠でも生息していて、西に行くほど体格が大きくなるという特徴を持っています。

強い警戒心を持っていて個体数も少ないことから、詳しい調査が行われていないこともあり、実際の生息地についてはわからない部分も多くなっています。

小さくて怖がり!?スナネコの性格とは?

目を閉じるスナネコ

野生の猫はヤマネコに代表されるように、獰猛で攻撃性を持っているように考えられますが、スナネコの場合はどちらかというと大人しく、とても臆病だと言われています。

獲物にしているのも小動物や小鳥、昆虫など自分よりも小さな生物ばかりであり、大きな動物に向かっていくということはありません。その気弱さから警戒心がとても強く、人間にはあまり発見されない原因になっています。

また猫の性格全般に言えることですが、基本的には単独行動で生活しています。子猫のとき以外は、繁殖時期にならないと複数で行動するということがほとんどありません。

その点からも現在の飼われている猫と近いとも言えますが、極端に社交性がないのでペットとして飼うことはできないと考えられています。

スナネコの活動時間

あたりの様子を伺うスナネコ

野生の猫は原則的に夜行性であり、スナネコも例外ではありません。昼間は涼しい場所で体を休め、夜になると行動しています。獲物がいない日中に行っても意味がないため、暑い日中は避けて夜間しています。

スナネコがかわいいのはどうして?体の特徴とは?

横を向いているスナネコ

スナネコは砂漠地帯に生息していて、古代の猫と似た生活を送っていますが、その外見は古代の野生溢れるワイルドな風貌をしていません。その身体的な特徴はどうなっているのでしょうか。

スナネコの体の大きさ

体長は成猫になっても45~60cm程度しかなく、平均的な体長は50cmです。体重も平均すると2kgで、大きくても3.5kgと猫の中では小型の部類に入るでしょう。

尻尾も短く、20cmが一般的な長さです。成猫になってもあまり大きくならないため、可愛らしい姿をずっと堪能することができます。

体格が大きいと多くのエネルギーを使うために、大量のエサを必要としますが、砂漠地帯には獲物になるものが限られているため、小さい体は砂漠の厳しい環境を生き抜くためには必要と言う訳なんですね!

スナネコの毛の色

毛の色は保護色になっている場合が多く、スナネコも灰色かかった黄色と砂漠に近い色になっています。そして縦縞が8~9本程度入っていて、この縦縞は虎と同じで、草の間に隠れる場合の保護色的な役割を持っています。

尻尾にも黒い縞模様があり、先端は黒くなっています。体色以外は、虎に近い模様を持っている猫と言えるでしょう。

スナネコがかわいいのは頭部に秘密あり!?

猫というと、頭部が球形に近い丸型になっているのが特徴ですが、スナネコの場合は球形というよりも、平べったくなっていてキツネの頭部に似ています。

この平たい頭部によって顔が小さく見え、頭部に対して耳が大きく、先端が尖っていて頭部の両脇に向かって離れてついているので、更に可愛さをアップしている要因になっています。

これは獲物の足音を察知するために、聴力を最大限に働かせるために変化したもので、その耳の内部には砂が入り込むのを防ぐためにフサフサの毛が生えていて、どこまでも可愛らしさを追求したような頭部になっています。

砂漠という環境下で生育するために培われたものですが、それが全てに愛らしさに結びついてしまったという結果になっています。

スナネコが他の猫と決定的に違う身体的部分

一見すると普通の猫と変わらない姿をしているスナネコですが、大きな違いとして足の裏にもびっしりと毛が生えていることでしょう。

一般的な猫は肉球によって足への衝撃を防いでいますが、スナネコの場合には砂漠なので砂に足が取られないようにすることと、熱によって足が負傷することを防がなければいけません。

この足の裏にも毛があることで足が砂に入り込むのを防ぎ、日中の熱くなった砂にも対応しているのです。因みに寒冷地で過ごす野生の猫や、長毛種の猫ちゃんも足の裏の毛が生えているんですよ。

スナネコは絶滅危惧種!

何かをみつけたスナネコ

スナネコが絶滅危惧種になっているのは、生息できる環境が減少していることが大きな問題になっています。

スナネコは砂漠といっても草木があって、他の生物も生息しているような場所でなければ生育できません。しかし、草木も生えないような砂漠の拡大で住む場所が減ってきています。

また見た目の可愛さから、保護動物になっているのにも関わらず密漁が後を絶たず、人間の勝手な行動がスナネコを窮地に陥っている原因の一つになっているのは間違いありません。

海外の動物園などの施設では保護活動で飼育しているところもありますが、社交性が極端にないために人間の飼育には限界があり、スナネコは、自然環境下で増やしていくのが最適な方法になっています。

まとめ

遠くを見るスナネコの顔アップ

野生で暮らす猫の種類は全てにおいて厳しい状況にあり、スナネコの場合はその愛らしさが余計に自らを苦しめていると言えます。

野生で生きる動物は生き抜くために自分の体を変化させていき、スナネコの可愛さも砂漠で生き抜くために適応させたに過ぎません。

可愛らしい外見を持つ動物は人間の目に止まりやすいのですが、砂漠でしか生きられないスナネコは人間が手を加えることなく、ただ見ているだけにしておくのが正しい方法と言えるでしょう。