猫が家族を信頼している時のサイン3つ

猫が家族を信頼している時のサイン3つ

人間が動物と生活を一緒にするのは、ただ可愛いからだけではありません。それが犬や猫のように、多くの人が飼いたいと思うのは、そこに可愛いだけではない嬉しさや喜びを感じるからではないでしょうか?それではどのような体験ができるのか紹介しましょう。

猫が飼いやすい理由

横になる男性の胸の上に乗る猫

猫は犬のように散歩に連れて行く必要がなく、ご飯もお腹が一杯になれば、どんなに大好きなご飯であっても食べようとはしません。トイレも一度覚えてしまうと、そこ以外では用を足さなくなるので、とても飼いやすい動物と言えます。

猫は基本的に単独行動を好む習性なので、飼い主が留守にしても自分だけで時間をうまく使ってくれます。抜け毛は多いのですが、常に自分の体を舐めて毛繕いをするため、体臭もきつくありません。

唯一の問題はとても濃い尿をするので、その匂いがきついということです。そのためトイレ掃除は頻繁に行わなければいけませんが、それ以外はほとんど手がかからないので飼い主の負担が少なくなっています。

猫が家族と認めた人にする仕草

ベッドの上で猫を可愛がる家族

動物を飼う場合、飼い主は動物に対していろいろな見方をしています。

ペットというのは愛玩しているという意味ですが、飼い主からすれば「ペット」と「家族の一員」とはニュアンスが少し違う感じがしますよね。猫が飼い主を家族や仲間だと認識してくれたときのサインとは、どのような物でしょうか?

1.猫が飼い主の腕や膝の間で寝る

飼い主の膝の上でくつろぐ猫

動物にとって睡眠というのは、外敵に襲われやすく危険な状態です。

猫というのは動物の中でもよく寝る種類ですが、それでも人間の腕の中や膝の上、あるいは胡座をかいている足の間で眠るのは、その人を信頼していなければ行いません。

2.飼い主が落ち込んでいるときに近くに来てくれる

寝込む女性のそばに寄り添う猫

猫は相手が何を考えているのかを全体的な状況から判断でき、飼い主が怒っていると耳を倒し、ビクビクしてあまり近寄ろうとしません。ところが飼い主が落ち込んだりして沈んでいたりすると、いつの間にか近寄ってきてそばにいてくれます。

3.涙を拭ってくれる

飼い主を舐める猫

また飼い主が涙を流していると涙を舐めようとしてくれるので、その瞬間に最大の慈愛を猫に感じる人も少なくないでしょう。

猫が涙を舐めるのは、涙が水分だと知っているから補給するためだと考えられていますが、猫は人間の顔が近付くのを好まないと言われているので、水分補給だけの意味とは思えない部分があります。

猫は犬ほど飼い主に対して愛情表現を行わない動物ですが、犬以上に飼い主を見ているとも言えるのではないでしょうか。

猫といるとこんなことが幸せ

茶トラ猫を抱っこして顔を寄せる女性

動物をペットにすると、今まで知らなかった習性や行動を目の当たりにするため、新たな発見をすることが少なくありません。猫を飼うと感じる幸せなときとはいったいどのような物でしょう?

面白い

猫は気になるものを見ると前足で掴もうとしたり、両方の後ろ足で蹴ったりします。飼い主が何もしなくても行う習性のようなものですが、その動きが実にユーモラスであり、目撃すると笑みが溢れるでしょう。

また高い場所に行くことが好きなのですが、足を踏み外して落下したり、自分の失敗を隠すかのように毛繕いしたり、「失敗なんてしてませんよ」というような顔をするため、見ていて楽しいと感じることは多くなっています。

眠る姿に癒される

可愛い動物を見ると癒されることはよくありますが、猫の場合は外見だけでなく仕草も実に可愛いので、見ていて飽きません。

特に寝ている姿が秀逸であり、前足をお腹の下に入れて「どこに前足があるの?」と思うような香箱座りや、体の柔らかさから頭をお腹につけて、丸まって化石のアンモナイトのような格好になったりもします。

お腹を上にして万歳をするような格好のときもあり、見ていてほっとするのは間違いないでしょう。

自分だけという特別感

猫はフレンドリーで誰が来ても平気という場合もありますが、多くは警戒心が強いので、知らない人を見ると隠れてしまいます。知らない人がいなくなると出てきて飼い主に甘えてくるので、猫が自分だけを選んでくれている!という優越感を持つことができます。

また、猫は飼い主の足音などから帰宅したのを察知することができ、お出迎えをしてくれます。その場合にはよほど嬉しかったのか、ふだんは鳴かない猫であっても鳴き声を出して迎えてくれるので、飼い主の嬉しさも一段と上昇するでしょう。

まとめ

人の手で作られたハート越しの猫

犬は集団行動をし、リーダーの命令には服従して少しでも役に立ちたいと考えるため、それが犬からの愛情表現になっています。猫は単独行動が原則でリーダーという観念がなく、飼い主も自分と同じ猫だと認識しています。

それでも、飼い主だけを把握して近寄ってくるのは親しみを持っている証拠であり、家族も信頼関係がなければ成り立たないので、それからすると猫も家族の一員になれる存在であるのは間違いありません。

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