猫の体調管理は大丈夫?冬から春にかけて注意したい4つの事

【獣医師監修】猫の体調管理は大丈夫?冬から春にかけて注意したい4つの事

厳しい冬もそろそろ終わり、春を迎えます。春になると気分もあがりやすくなるのですが、猫の体調管理はできていますか?春に浮かれてしまい、猫の体調を見過ごさないように、注意する事を知っておきましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1 気温差で猫が春バテする

横になる猫

冬から春にかけて心配なのが、気温の変化です。春は昼と夜の気温の差があり、体調も崩しやすくなると言います。

暖かくなると、猫も食欲が落ちやすくなるようです。猫の食欲が低下しだしたら、バテているのかも知れません。暖かくなってきたように思っても、急に寒いと感じる日もあります。

また、すごく気温が上がると、暑さに体が慣れていないので、気温の変化についていけないのです。

冬から春にかけては、温度の管理に注意してください。もしもぐったりしていれば、病院へ行くようにしましょう。

2 引越しで猫がストレスを感じる

ピンクの布団に入る猫

冬が終わり、春になり新しい生活環境に変わる人もいると思います。猫は春になると、環境の変化についていけなくて、ストレスになってしまうようです。

ストレスになると色んな問題がでてきます。食欲不振、粗相、元気がない、嘔吐、下痢などストレスが原因で起こります。

転勤や引っ越しなどの真新しい生活に、うきうきしているのは、どうやら人間だけのようですよ。

猫にとっての春は、環境の変化から心が落ち着けなくなるようです。なるべく、猫にストレスになる事は避けるようにしましょう。

放っておくと病気になることや、気づかないと取り返しのつかなくなる場合もあると言います。猫のストレスを甘く見てはいけません。

3 猫に訪れる年に2回の発情期

お鼻を合わせる二匹の猫

発情期になると、去勢、避妊手術をしていない猫は相手探しをすることが多くなります。

発情期に交尾ができないとストレスにもなるようです。多頭飼いの家だと、オス猫同士がケンカになりケガの原因にもなります。

猫には、年に2回春と秋に発情期を迎えます。この時期になると、可愛い猫もいつもと違った行動を見せてきます。

大きな声、太い声、求愛を求める声、体を擦り付ける、においのきついオシッコ、など発情期に見せる猫の行動です。

猫も、繁殖期に「子孫を残さなければいけない」と言う気持ちがあるのです。全く食べなくなってしまったり、外に出たがりそわそわと落ち着きがなくなってしまったり、気がたってイライラし攻撃的になったりと今までとは全く違った行動をとるようになります。また、極端に痩せてしまう猫も中にはいます。

家族を増やすつもりがないのであれば、最初の発情期までに、猫の去勢手術をしておきましょう。

去勢手術が遅くなると、手術後も習性から発情しやすいそうです。手術をした方が、病気やストレスにならないので、猫の為にも良いと言われています。

4 猫の免疫力の低下

吐きそうな猫

寒い季節だけでなく、春にかけて免疫力が低下しやすいようです。花粉症、猫風邪、アレルギーなどの、ウイルス感染を引き起こしやすくなるようです。

免疫力が低下するのは、気温の変化やストレスが原因とも考えられます。免疫力が低下すれば、病原菌が猫の弱わった体に悪さをしたりもします。

猫風邪が重症化したり、花粉で皮膚炎を起こしたり、結膜炎や鼻炎のアレルギーを起こしやすくなるそうです。冬から春にかけて我々も花粉症になりますが、猫も同じように、花粉やアレルギーになりやすいと言うことに注意しておきましょう。

目やに、鼻水、くしゃみ、痒みなどの症状が酷いのであれば、病院に行くようにしましょう。

まとめ

布団に入るキジ猫

季節によって注意しなければいけない事があります。ひとつは気温の変化に注意が必要です。寒い季節がやっと終わり、暖かい春が待ち遠しいと思います。

しかし、その気持ちとはうらはらに、病気に注意が必要と言うことです。冬から春にかけて猫の体調管理に注意することは、我々にも言えることです。暖かく感じて、油断すると風邪をひいたりします。

新しい環境に緊張するとストレスから体調を崩しやすくなります。そして猫は、人間よりも体が小さい動物なので、特に注意してあげないといけませんね。