猫の栄養失調はどんな症状がみられる?対策まで

【獣医師監修】猫の栄養失調はどんな症状がみられる?対策まで

猫も栄養失調になってしまうことがあります。偏った栄養バランスになっていたり、食欲不振がつづくと栄養失調によって様々な症状がでてしまうことも。今回は栄養失調の症状や対策方法についてご紹介させていただきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

栄養失調とは?

こちらを振り返る痩せた猫

栄養失調とはどのようなものなのでしょうか。
猫にも人間と同様に、

  • タンパク質
  • 脂肪
  • 炭水化物
  • ミネラル
  • ビタミン

などの「栄養素」が必要です。

免疫をあげたり、エネルギーに変えたり、体に必要な赤血球を作ったりなど、様々な役割をするので猫の「健康維持」には欠かせない栄養素であります。

手作りや偏食などが原因によって栄養が偏ってしまうと、他の大切な栄養素まで摂取できずに体重が減少し、「栄養失調」になってしまうこともあります。

猫の栄養失調はどんな症状がみられるのか

こちらを見つめる痩せている猫

猫はストレスを感じやすい動物なので、何かがあるとすぐに食欲不振になってしまいますよね。

また、タンパク質は筋肉やエネルギーとして必要なので、きちんと食べなくては不足しがちです。では、栄養失調になってしまったときには、どのような症状が見られるのでしょうか。

いくつかご紹介させていただきます。

体重が減る

栄養失調になると、体のエネルギーが足りなかったり、筋肉が落ちてしまったりするので「体重」がみるみる減ってしまいます。

毛並みが悪くなる

栄養失調になった猫は、毛並みが悪くなることがあげられます。艶がなくなりパサパサになったり、すぐに毛が抜けてしまったりすることなどがあります。

成長不良

まだまだ成長時期の猫ちゃんが、栄養不足によって栄養失調になってしまうと、体重が増えることなく発達が不完全になったり、病気になってしまったりすることがあります。

また妊娠中や授乳期の猫が栄養失調になってしまうと、子猫にも悪影響があるので注意が必要です。

猫の栄養失調の対策方法

こちらを見上げる猫とキャットフード

猫が栄養失調になっていても「体重が減ったかな?」となかなか気が付きにくいですよね。

しかし見た目から明らかに痩せ細っていたり、背骨がゴツゴツ見えたりするようなことがあるときは栄養失調を疑ってください。

またこのような症状が見られるときには、以下のような対策をしてください。

病院で定期検診を受ける

日頃から動物病院で定期検診を受けることがおすすめです。

体重が減っているときや栄養失調になっていると、血液検査などですぐに発覚をして対処をすることができます。

何か異変を感じたときには、なるべく早めに病院へ連れて行ってあげるようにしてください。

餌はローテーションにする

猫は餌に飽きているだけでも、食べなくなってしまうことがあります。

餌を食べなくなってしまったときには違う種類に変えて、興味を持たせてあげるようにしてみてください。

ストレスの原因を取り除く

猫は何かにストレスを感じていると餌を食べなくなってしまい、栄養失調になってしまうともあります。

そんなときにはストレスを抱えることがないように、原因になってしまうものを取り除くようにしてください。

猫は、

  • 部屋が暑い、寒い
  • 餌や水が不衛生
  • トイレが汚い
  • 寝場所がない

などということがあれば、ストレスを抱えてしまうことがあります。

きちんと猫がストレスを抱えることなく、快適に過ごして餌を食べられるように環境を整えてあげてください。

まとめ

獣医師に抱かれている猫

猫は体調が悪かったり、ストレスを感じたりしていることがあると、すぐに食欲不振になってしまいます。

そして悪化をすると「栄養失調」になってしまうこともあるのです。

  • 体重が減っている
  • 毛並みが悪い
  • 成長不良がある

などということがあれば、栄養失調を疑って早めに病院へ連れて行ってあげるようにしてください。