世界にゃん事情 「殺処分のない街」イタリア ローマ

世界にゃん事情 「殺処分のない街」イタリア ローマ

歴史と美味しいご飯溢れるイタリア、ローマ。ここで暮らす猫たちは、どんな環境に囲まれているのでしょうか?当たり前ですが日本とは違うにゃん事情が、見えてきました。猫に対するイタリアの方たちの優しさに、心が温かくなりますよ!

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イタリア ローマで猫を飼うと…?

ローマの街角で座る猫

イタリア ローマで猫を飼う場合、どんな感じなのでしょうか?

「野良猫」はいない!

階段を歩く野良猫

イタリアでは、野良猫とは呼ばずに「自由猫」と呼びます!とても素敵な、習慣です。「野良猫」という言葉は、イタリア語に存在しないのだとか。生まれた場所で暮らす猫の権利が認められていて、自由猫のままでいるのか、それとも人に飼われるのかは猫が決める、と言うスタンスです。何か、良いですね。

猫に関する法律は厳しめ

街中に座る猫

イタリアでは、猫を虐待すると罰金刑が科せられます。猫を痛めつけるのはもちろんですが、日本のペットショップのようにショーケースに入れて陳列するのも虐待行為となりますので、禁止されています。

日本では飼えなくなった飼い主が、平気で保健所に猫を持ち込みますが、イタリアではそのような行為は禁止です。保健所でさえも安易に殺処分をすることは禁じられており、治らない病気などで安楽死の必要がない限り、殺処分をすることはありません。また、マイクロチップの装着が、義務付けられています。

猫に優しい!

寝転がる猫を触る女性

イタリアの人は、猫に優しい人が多いです。猫をはじめとした動物と暮らすことが当たり前なのか、猫がいることを当然のこととして捉えています。一部のお店を除いて、ほとんどのお店で、猫(ペット)の入店が可能なのです。

とはいえ、猫を虐待したり捨てたりする人も、いない訳ではありません。長期間のバカンスになると、捨て猫が増える現実もあります。毎年、20万頭の猫が捨てられていると言う話も。一部の猫を大切にしない人がいるものの、基本的には猫に優しい国民性と思って良いでしょう。

遺跡に猫が集う!?

ローマの街並みと猫

ローマ旧市街の中心にある、トッレ・アルヘンティーナ広場という遺跡があります。カエサルが暗殺されたとされる場所が、この広場で発掘されています。そしてこの遺跡には、たくさんの猫たちがいるのです。保護猫たちです。

誰でも保護猫たちに会えるので、近くを訪れた際は会いに行くのも良いでしょう。人懐こい猫たちが迎えてくれるそう。ヨーロッパ全土から問合せがあり、保護猫たちが引き取られていきます。遠方に住んでいても、1匹に付き1月15ユーロの寄付で里親になれたり、普通に寄付を送ったりすることも可能です。

この保護センターは、発掘調査をしていたスタッフが、ボランティアで遺跡に住み着いていた猫を保護し始めたのが始まりで、1994年に発足しました。常時200匹を超える猫が保護され、里親が現れるのを待っています。

すごいのが、遺跡に人は入れませんが猫たちは出入り自由なこと。にゃんと、ここに住む猫たちはローマ市から「生物文化遺産」とされており、遺跡で暮らす権利があることが法律で認められています。行政がここの猫たちを、守っているのですね。

賃貸でも猫が飼える!

家の窓から下を見る猫

イタリアの賃貸物件はまず、「猫がダメ」というところがありません。ほとんどがペット飼育可となっているため、猫飼いさんは多いです。規則で禁止にしているところもあるかもしれませんので、念のため、事前に確認しておくと安心でしょう。

餌やり人は良い人

住宅街で両手を伸ばして眠る猫

日本では迷惑行為とされている、猫への餌やり。ことローマでは、事情が異なります。ローマでは、餌をやる人は良い人なのです。餌の片付けはしなければいけませんが、嫌がる人はあまりいないそう。日本で問題となる糞尿問題は、どうしているのでしょう?

あまり気にしないのでしょうか?ちょっと気になるポイントです。

猫、パスタを食べる

鍋からパスタを食べる子猫

本来肉食の猫が、日本では魚を食べるように、ローマ(イタリア)の猫は、パスタを食べます。その土地の食文化に合わせて、猫の味覚も変わるのでしょうか?

そう言えば、かの動物写真家である岩合氏の写真展で、パスタを食べる猫の写真を見かけたことを思い出しました。美味しそうにトマトパスタを食べる猫が、印象的に残っています。

殺処分はゼロ!

街中でお腹を出す猫

中世のイタリアでは、黒猫が不吉なものとされ、大量に殺されていた歴史が…。ですが、現在は殺処分ゼロという輝かしい実績を達成しています。

1991年に法律で殺処分が禁止され、その後25年間記録上では殺処分ゼロだそうです。素晴らしいですね!

まとめ

ローマの街を背に座る猫

ローマ(イタリア)は、猫に優しいところだということが分かりました。殺処分ゼロとは、見習いたいポイントです。

ヨーロッパでは黒猫のもらい手がないという傾向がありますが、お年寄りはやはり不吉のシンボルと信じている方が多いようで、確かにもらい手が少ない事実はあるようです。早く黒猫が、受け入れられますように。