あなたの猫はむくんでない?むくみの原因である病気を察知しよう!

【獣医師監修】あなたの猫はむくんでない?むくみの原因である病気を察知しよう!

猫の体がなんだか急に大きくなった…こんな時はむくんでいるかもしれません。病気が隠れていることがありますので、早急に対処しましょう。猫がむくむ時は、むくみ以外の症状も現れていることが多いです。チェックして行きましょう!

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

むくみとは?

人間の場合靴下の痕がくっきり残っていたり、指輪が入らないなど立ち仕事や運動不足などで「むくんだ」という事がありますよね。猫も体がむくむ事があるのです。むくみとは、血液に含まれている水分が血管の外にしみて出て、皮膚などに溜まってしまう事を言います。では猫のむくみはどうチェックしたらいいのでしょう?

猫のむくみやすい場所

場所
  • 片足だけが大きい
  • 肉球がいつもより張っていて、ぶよぶよしている
  • 触っても痛がらない
  • 肥大してる部分を押しても元に戻らない

猫のむくみが起きやすい場所は、なんと言っても「四肢」でしょう。病気の他様々な原因で四肢がむくみ、見て分かる場合もあります。片足だけ大きかったり、肉球がいつもよりも張っていると思ったら体がむくんでいるのかもしれません。

猫の四肢がむくんでいたらまず、かかりつけ医に相談しましょう。猫のむくみに気がつくためには、日頃から猫のからだを触って健康な時の四肢の状態を、覚えておく事が大切です。

猫がむくむ原因

むくみ

猫の体がむくんでしまう原因で考えられることは、以下の2つです。

病気

病気

病気にかかっている為、むくむことがあります。

心臓病

心筋症や先天性の心疾患、フィラリア感染などにより血液循環が悪くなり、むくみが起こります。これらの心臓病によって心臓から出される血液が少なくなると、腎臓の働きが悪くなります。腎臓に流れる血液量が少なくなると尿の量が少なくなり、反対に排泄されない水分が体に残りむくんでしまいます。

腎臓病

腎盂腎炎や糸球体腎炎などの病気により腎臓の機能が低下すると、水分やナトリウムが体の中に溜まりやすくなり、むくみが発生します。また必要なはずのタンパク質が排出されてしまい、不足する場合も。その時もむくみが起こります。

肝臓病

肝炎や肝臓腫瘍などにより、アルブミンが合成されなくなります。すると、アルブミン不足になって末梢組織に水分が溜まってしまう為、むくみが起きるのです。

消化器の病気

炎症性腸疾患(IBD)でむくみが起きることも。腸に炎症が起きることで下痢や血便、嘔吐などが起きると電解質異常が起こり、むくんでしまうのです。

アレルギー

アレルギー

急性アレルギーのためにむくんだように見えることもあります。原因は、食べ物やワクチンです。目や唇の周辺にむくみが起きることが多いです。

静脈やリンパの流れの滞り

静脈やリンパの流れが滞ることにより、体にむくみが起きます。四肢や顔、腹部など原因によってむくみが起こる場所は様々です。炎症や腫瘍、心疾患などによってむくむことも。

猫のむくみ以外でチェックしたい事

チェック

猫がむくんだ時、むくみ以外に以下のような症状がないか、確認してみてください。

1. 嘔吐や下痢

下痢

いつもは頻繁に嘔吐しない猫が、何度も吐いていませんか?また、いつもよりも便がゆるくないですか?

2. 食欲低下

食欲

普段よりも食欲が低下していたら、何かしらの異常のサインであることが多いです。「最近あまり食べない…」と気になることがあれば、かかりつけ医を受診してください。

3. 体重減少

体重

猫の体重が減るのは、様々な原因が考えられます。やはり受診して、原因を探りましょう。

4. 多飲多尿

多飲

腎臓系の病気にかかると、水をたくさん飲んでトイレに行く回数が増えます。猫の様子を良く、観察してみてください。

5. 元気がなくなる

元気ない

元気がないのも、病気を見つける手がかりです。いつもは飛びついてくるおもちゃに反応しなくなった、ずっと動かないで寝ている、どこかへ隠れてしまって出てこないなどの変化が見られたら、異常を疑いましょう。

まとめ

まとめ

猫のむくみ、心配ですね。病気の早期発見をするには、猫の様子を観察することが大切です。いつもと何か様子が違う、と思うことがあれば、かかりつけ医に早めに相談しましょう。