今日から私が一緒に寝るね?先住猫が亡くなった悲しみをメロンと一緒に乗り越えた

今日から私が一緒に寝るね?先住猫が亡くなった悲しみをメロンと一緒に乗り越えた

猫に救われたことはありますか?保護猫メロンと暮らし始めて半年後、人生で初めて飼った猫(保護猫)が脳腫瘍で死去。悲しみに暮れる私を救ってくれたのはメロンでした。

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出会いは偶然、それとも必然か!!

里親募集のポスター写真

偶然通りかかったスーパー内の花屋。そこに「里親募集」の猫のポスターが貼られていることに気づきました。 既に先住猫が居たため悩みましたが、あまりの可愛さに帰宅後家族に相談しました。

すると不思議と父が明日話を聞きに行くようにと言いました。 そして翌日花屋に務める保護主様会いに行きました。すると意外と近所に住む人方だと分かり、夕方猫に会いに行けることになりました。

保護主様のお宅へ伺うと、何とそこは父の知人宅でした。保護主様と私は初対面でしたが、そのご家族は我が家をよく知っていると驚いていました。

保護された経緯

保護主様である父の知人によると、この子猫はある雨の日、保護主様が車で外出中に小学生の子ども立ちが集まって何かを囲んでいたそうです。気になって安全な場所に停車し声をかけました。 するとダンボールの中に一匹の子猫が入っており弱っていたそうです。

発見した子どもたちはその弱りきった子猫を見て途方に暮れていたのです。 元々たくさんの猫たちを保護し里親へと引渡してきた経験のある保護主様。「おばちゃんが責任を持って助けるから、その猫ちょうだい」と子どもたちに言ったそうです。

その後その足で動物病院へ急ぎました。「もしかしたら助からないかも」病院ではそう言われたそうです。それでも何とか助けたいと家族や先住猫たちの力を借りながらけ懸命に世話をしたところ、見違えるほど元気になったそうです。

保護猫の名前はメロン

知人ということもあり、そのまま猫を連れ帰ることになったのです。 綺麗なオレンジ色の目がとても印象的なメス猫でした。子猫にはメロンという名前をつけました。

メロンという名は北海道の道東に位置する「訓子府(くんねっぷ)町」に住む親戚から毎年頂くメロンがオレンジ色で、猫の目がそのメロンを連想すると筆者の弟が名付け親となりました。メロンは たくさんの愛に包まれて助けられたのです。

野性のなごり!?想像以上に夜行性が強かった

保護主様宅でお転婆だったことを物語る鼻の傷

オスの先住猫も旅行先の牧場で譲り受けた保護猫でしたが、割と人間の生活リズムに適応した生活を送っていました。 メロンもすぐに慣れるだろうと思っていたら大間違いでした。

来た当初は就寝時はケージの中で過ごしました。そこで大人しく眠っていると誰もが思い、1週間が過ぎた頃、先住猫とも仲良くしていたのでケージを片付けました。

するとその日から人が寝静まるとバタバタという足音で目覚め、弟の部屋へ。なんとメロンはかなりの夜行性だったのです。 猫は夜行性の動物と言われています。あまり習性を崩してはストレスになると考え、次の日から就寝前に思いっきり走らせ一緒に遊び、疲れて眠るまで付き合いました。

メロンが泡を吹く事件

既に虫下し治療は済んでいると伺っていましたが、虫がまだ残っていたようで再び治療をすることになりました。処方されたのは粉薬。それを水で溶き、シリンジで飲ませるというものでした。

その時「苦い薬なので泡を吹くことがありますが、問題ないので心配しないでください」と言われました。問題ないとはいえ実際に見ると驚きました。数日間治療し、薬にも慣れてきた頃、ようやく虫がいなくなりました。

雨とダンボールが怖い

メロンは雨が降ると筆者にしがみつき離れませんでした。トイレに行くのも一苦労で、家族にバトンタッチして行くことがよくありました。その夏なゲリラ豪雨が多かった年だったのでよく怯えていました。

メロンが苦手とするものは他にもありました。それはダンボールです。ダンボールを見ると逃げていました。何故だろうと暫く考えていると、保護された経緯を思い出しました。

そう、メロンは雨の日にダンボールに入れられ捨てられていました。幼かったメロンにそのような記憶が残っているのかは不明ですが、もう怖い思いはしないと安心させなければという思い出いっぱいにりました。

先住猫の死と不思議な行動

カメラ目線のメロン

メロンと暮らし始めて半年後、筆者が人生で初めて飼った猫が脳腫瘍のため10歳で旅立ちました。毎日一緒に布団の中で眠っていた猫の死は心がえぐられるような思いでした。一人で眠る布団は広すぎると感じ、余計に悲しくなりました。

いつの間にか眠っていると突然お腹のあたりが重くなりました。驚いて恐る恐る見てみるとメロンがお腹の上に乗り、私を見つめていたのです。「私は一人じゃないんだ」と気づかされました。

この日以降メロンは毎日一緒に眠ってくれるようになりました。先住猫ととても仲良しだったメロン。もしかしたら先住猫が生前、メロンに遺言を残していたのかも知れません。

メロンを引き取り、メロンの生活を支えてきたつもりが、いつの間にか支えられ救われていました。悲しみのその先へ、大きな悲しみの壁を越えることができたのはメロンに出会えたからでした。メロンを家族に迎えて良かったと思える一番の理由となった体験でした。

先住猫とメロン⠀

今ではすっかりお姉さんに

メロンと後輩猫ミルク

一昨年の秋、ペットショップにいた障がいのあるメス猫を家族に迎えました。突然の後輩猫の登場に戸惑うメロン。最初は部屋の隅に隠れじっと様子をうかがっていました。威嚇や所謂縄張りの主張は全くしませんでした。

その理由は、以前メロンが我が家にやってきたとき、先住猫とオスの先住犬に温かく迎えられたからです。特に先住猫はメロンを溺愛し、お気に入りの場所を次々とメロンに譲っていきました。

その経験からメロンはミルクを受け入れ、徐々に距離を縮めていきました。

肺に障がいのあるミルクはあまり走り回ると呼吸が苦しくなってしまいます。家族の様子を理解したメロンは、ミルクが走り回ると止めに入り説得してくれます。

その他にも餌を食べるように促したり、トイレの確認に行ったりとよく気にかけてくれます。甘えっ子だった末っ子メロンがいつの間にか頼もしいお姉さんへと急成長を遂げていました。

雨もダンボールも、もう怖くない!!

仔猫時代辛い思い出があった雨とダンボール。今ではすっかり平気になり、ダンボールで遊べるようになりました。

ダンボールに入るメロン

まとめ

保護猫は心の傷が癒え、人を信じられるようになるまでには時間もかかります。また、病気や怪我などで治療費がかかることもあります。大変なことが多い保護猫。

でも、真剣に向き合う覚悟が決まり、環境を整え最期まで責任を持って暮らしたいという気持ちがあれば猫にも少しは人間の気持ちが伝わるかもしれません。かけがえのない命が救われる貴重な体験を保護猫とともに迎えるのも素敵な人生の一部になると筆者は感じます。メロンは筆者を救ったかけがえのない存在です。