猫がかわいすぎるのはなぜ?顔や体に秘められた魅力

猫がかわいすぎるのはなぜ?顔や体に秘められた魅力

猫は動物の中でもとても可愛らしい外見をしていて、その可愛さに癒される人は多いでしょう。しかし、この可愛さには理由が存在して、人間に飼われるために可愛くなったわけではありません。どうしてそんな特徴を持ったのか、その理由について紹介しましょう。

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猫の顔がかわいい3つの理由

猫の顔は体の割に頭が大きく額が広くなっていて、目がとても大きく鼻が小さくなっています。

これは人間が可愛いと感じている赤ん坊の特徴をそのまま表現していて、そのために猫の顔を見ると自然に可愛いと感じてしまうのです。しかし、このような顔になったのにも理由があり、そこには理由が存在しています。その理由とは何でしょうか。

1.大きな目

こちらを見つめる猫

猫は個体によっては小さかったり細かったりしますが、一般的には大きくてぱっちりとした目をしています。

その大きさは顔と比較しても段違いに大きくなっていて、しかもこの目が黒目部分が広がることもあり、まさに人間が描く子供のような目と言えるでしょう。

ここまで目が大きいのは機能的に優れているからであり、猫が獲物を追う時に視力をフルに活用しているのがわかります。視力が特別に高いというわけではありませんが、動体視力と視野が広くなっているのが狩猟を生業にしていたことが伺える理由です。

猫が獲物にしていたのはネズミのような小さくて素早く動く小動物なので、どうしてもその動きに対応する必要があります。しかも、そのような小動物は夜間に活動することが多いため、猫は目の黒目部分を変化させることで暗闇でも物を見られるのです。

そのため暗闇の何も無いような場所を見つめているのは見えているからであり、この時に猫は黒目が大きくなっているので確認してみて下さい。

2.ふっくらした猫のウィスカーパッド

猫の顔のアップ

猫の鼻の下部分はぷっくりと盛り上がっていて、可愛い特徴の一つになっています。

ネットでは「ω」で表現されることが多く、よく「マズル」と言われていますがマズルでは口角全体を表現する言葉になっていて、獣医などの専門家は「ウィスカーパッド」や「ひげ袋」と呼んでいます。

この盛り上がっている部分は筋肉があり、多くの神経がひげと繋がっています。猫の髭はセンサーの役目を持っていて、このウィスカーパッドを通じて猫に狭い部分の幅の確認や獲物の動きを感知しています。

そのため猫はウィスカーパッドを触られるのを嫌い、野良猫は絶対に触らせません。飼い猫の場合は嫌々ながら触らせてくれますが、センサーの役目をするので感じやすくなっていて、あまりむやみに触らないようにして下さい。

3.小さな鼻

猫の鼻のアップ

古代の猫は鼻が大きく目が小さくなっています。これは古代の猫は目があまり発達しておらず、動物が持つ高い嗅覚を利用して狩猟していたからです。

猫の嗅覚は犬ほど高くはありませんが、人間よりは高くなっています。しかし狩猟で嗅覚を利用することは少なく、もっぱら視力を多く使っているために眼球が大きく変化していきました。

顔の大きさは変化がないのに眼球が大きくなると、当然に鼻の部分の面積を小さくするしかありません。人間も視力を高くするために眼球が大きくなり、そのために鼻は小さくなり、それをカバーするために上に伸びたのです。

動物の場合は獲物を捕らえる時に口で噛みつきますが、その時に鼻が高いと邪魔になるため、猫の鼻はこじんまりとしたままになりました。

猫は体つきもかわいい!

猫は顔だけでなく、体も可愛いところが多くあります。しかし、この可愛さも猫にとっては生存するために必要であり、人間のためではありません。どうして人間が好むような体形になったのでしょうか。

1.柔らかい体

t小さい箱に入る猫

猫は動物の中でもとても体が柔らかく、普段は体を伸ばし切っていないのか背伸びをすると予想以上に体が伸びるので、驚く場合もあるでしょう。

この柔らかさは瞬時に体を動かすことができるようにしているためであり、人間のように固い筋肉では本気で動かすためには準備運動が必要になります。

しかし動物の世界で瞬時に動くのは獲物を見つけた場合であり、この獲物というのがいつ出現するのかわからないため、猫の場合はいつでも万全に動けるように筋肉組織が柔らかくなったのです。

それに猫の場合は木に登ることもあり、そのために体全体の筋肉を柔軟にする必要がありました。

2.丸まっている猫の足先

猫の手

猫の足はぬいぐるみのように足先が丸まっていて、それが可愛さを強調しています。

では猫には馬のように指がないのかと言うと、実際にはちゃんと指を持っています。そのため前足で物を掴むときには指を広げることもありますが、普段はこれを閉じています。

その理由は自分の足音を消して獲物に近付くためであり、猫は足音を消すために爪そのものも通常は引っ込んだ状態にしています。猫科の動物は瞬発力には優れていますが、持久力を持っていないという欠点があります。

そのために獲物に気付かれて逃げられれば捕獲が難しくなるため、猫は獲物に気付かれにくくするために足音を消す努力をしたのです。また猫が体をよく舐めるのは毛づくろいという意味もありますが、清潔にすることで体臭を消す効果を知っているからだとも言えます。

猫の警戒心の強さは自分の排泄物を埋めて痕跡を残さないような行動を取ることでもわかり、一連の行動には全て狩猟によって生存してきた先祖の遺伝子が組み込まれているからでしょう。

まとめ

毛づくろいする猫

猫の関係者には猫は可愛くなることで人間に飼われるようになり、今まで生き延びてきたと考えている人がいます。

しかし元々が野生動物である猫にとって、人間に飼われるために可愛さを取得したという考えには無理があります。

動物には肉食と草食に区分されますが、犬は純水な肉食ではなく穀物や果物も食べる雑食性ですが、猫は肉しか食べない完全な肉食です。そのために猫の身体的な特徴は全て狩猟をするために機能を高めた結果ですが、それを人間が求める可愛らしさに直結してしまただけと言うことです。

しかし狩猟をあまりしなくなった現在でもその姿を維持しているのは、人間に飼われるようになったからだと言えないわけでもありません。猫は魅力的な動物であり、その可愛らしさについても夢を持ってもいいでしょう。

   
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