炎天下の中でアスファルトの上に放置されていた子猫2匹の運命は…

炎天下の中でアスファルトの上に放置されていた子猫2匹の運命は…

今年8月、炎天下の中でアスファルトの上に子猫2匹が捨てられているからどうしたらいいかという相談が入りました。本来、子猫の保護はしていないのですが、この時は現場に急行しました。

子猫2匹の救出劇

炎天下の中で子猫が2匹、捨てられている?!

私が活動している動物愛護団体は、動物愛護管理センターに収容されている犬猫達の里親探しをして、殺処分を減らすために立ち上げられました。

しかし、動物愛護団体があるときいた人から、子猫の保護依頼がよく入ります。

本来、子猫の保護はしていませんが、この時だけは特例で現場に急行しました。

何にも先のことなど考えず、助けたいとそれだけでした。

体重

2匹は、かなり衰弱していました。

キジの子猫はわずか330g

キジ 私の写真

クロの子猫はもっと少なくて305g

黒 私の写真

目ヤニもすごくてクロは片目があまり開いていませんでした。

2匹 私の写真

このまま2匹とも生きれるのか?正直、不安しかありませんでした…

2匹” 私の写真

生きる力

保護してすぐに動物病院に連れて行き、皮下点滴をしてもらったことが良かったのか…

翌日の朝は、この食べっぷり!

命名

キジがこうちゃん

こうちゃん 私の写真

クロがふくちゃん

ふくちゃん 私の写真

2匹でこうとふくで幸福と仮名をつけました。

2匹が幸せを掴めますようにという願いを込めて。

順調に成長

2匹は、信じられないくらいアッという間に元気になりました。

でも、まだいろいろ検査ができていないので、他の保護っこたちと接触はさせられません。

2匹はケージから出せませんでした。

里親募集

私達は、こうちゃんやふくちゃんのようなまだ手がかかる子猫達をいつまでも抱えていると、他の活動に支障が出てしまいます。

センターに収容される迷い犬達には収容期限があります。命の期限のタイムスイッチは刻々と刻まれていますので、飼い主さん探しのポスティング作業を休むわけにはいきません。

市内はとても広いので、一度外に出ると、中々戻ってこれません。

でも、こうちゃんふくちゃんのように1日何度も小分けにごはんや水分補給をさせなければなならい子猫がいると、2~3時間おきに家に戻ってきてお世話をしなければなりませんでした。

本来なら、もっと手元に置いてちゃんと育てないといけないのですが、こうちゃんふくちゃんがとても元気で驚異的な回復力を見せていたので、早々に里親募集を始めました。

里親募集を始めて、しばらくして夫が気が付いたこと…

「こうちゃん、ふくちゃんの顔をちゃんと撮った写真が1枚もない!」

そうなんです。だって、子猫は動きが速すぎて、写真におさめるのがとても大変なんです。

ましてや顔なんて…ちゃんと撮ろうと思うと、かなり大変で…
だから、動画撮影ばかりしていましたが、2匹の顔がよく判りません…

それでがんばりました!

とても可愛いお顔で撮れました!

この写真が、2匹の幸福を呼び込みました!!

里親現る

2匹は、本当に可愛い顔をしていました。

お目目がデカくて、お顔が小さくて…

あの2枚の写真をSNSに投稿したところ、シェアされたことで、里親さんに繋がりました!

「写真見て、会いたくて!」と会いに来て下さったご夫婦。

奥様の方が、ふくちゃんを気に入って会いに来て下さったのですが、実際に見たら、こうちゃんに気持ちが移ってしまい…

2匹 私の写真

ご主人の方は、ふくちゃんがお気に入りで…

2匹肩 私の写真

でも、兄弟なんだから引き離すのは可哀相と、結局2匹一緒にトライアルをされることとなりました。

2匹一緒に 私の写真

里親決定

その後、2匹一緒に家族として育てていくというお返事をいただき、正式に里親決定となりました。

最後に

突然、保護して、アッという間に里親さんが決まって…

実は2匹をもらってくれたのは市議さんでした。

こうとふくは、本当に幸福を掴んだみたいです。

炎天下の道路脇で、ノミまみれでぐったりしていた2匹でした…

それがあっという間に市議さんとこの養子に迎えられ、何の不自由もなく、2匹一緒に、今、元気に暮らしています!

良かったね!

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