猫がけりけりする3つの理由と対策

猫がけりけりする3つの理由と対策

猫を撫でている時などに見られる「けりけり」と呼ばれる猫の連続キック。この意外と痛い猫の「けりけり」を経験している方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?。猫たちはなぜ、けりけりをするのか、気になる理由について調べてみました。今回は、猫が「けりけり」をする3つの理由と対策についてご紹介します。是非ご参考にしてみてくださいね。

猫がけりけりする3つの理由

おもちゃを掴む子猫

猫が後ろ足から繰り出す連続キック「けりけり」は、見た目は可愛いのですが本来は、猫が狩りで捕った獲物に行う攻撃の一つです。そして、猫たちの後足の力にはジャンプするときの跳躍のバネになる役割があり、自分より5倍もの高さを飛ぶことが可能です。

このため、猫たちの後足から繰り出される「けりけり」が痛いのは、前足より後足の力が強いという理由と本来は狩りで使われる攻撃であるためと言えますね。ですがもちろん、猫が飼い主の方や猫同士で「けりけり」をする理由があります。

  • 遊び感覚
  • 不機嫌なとき
  • 狩りの練習

猫がけりけりする主な理由は以上の3つです。
では、それぞれの詳しい理由について見ていきましょう。

1.遊び感覚

毛糸で遊ぶ子猫

猫がけりけりする理由には、「遊び感覚」という理由があります。
猫たちが飼い主の方に「けりけり」するときは、「遊んで!」と遊び感覚で行うものが多いようです。

しかし猫たちは飼い主と遊んでいる内に興奮すると、狩猟本能が目覚めて突然、噛み付いて「けりけり」をしてしまう原因になります。

このとき、猫たちは力加減を誤ってしまうことがあるので、飼い主の方が怪我をしないように、一度、猫から離れて対処するなど、猫を落ち着かせる時間が必要です。

2.不機嫌なとき

人の手に噛み付く猫

猫がけりけりする理由には、「不機嫌なとき」という理由ももちろんあります。
特に、猫が耳を横に倒していたり、尻尾を大きく振っていたりするのは不機嫌のサインです。

このときに、飼い主の方が猫を触ってしまうと猫に「けりけり」されたり、噛まれたりする原因になります。また、猫たちは気分屋なお姫様ですので、構ってほしくて猫の方から近づいてきても、触り過ぎたりするのはNG、こちらも「けりけり」をされる原因です。

そして、猫が触られて嫌な場所である、お腹周りをしないように気を付けてあげる必要があります。飼い主の皆さんは猫たちの様子を見ながら、程良く触ってあげるといいかも知れません。

3.狩りの練習

ネズミのおもちゃで遊ぶ子猫

猫がけりけりする理由には、「狩りの練習」ということがあります。この狩りの練習には、おもちゃに向かって「けりけり」することもあれば、遊びに夢中になって飼い主や姉弟猫にも「けりけり」をしてしまうこともあります。

「けりけり」が痛いときは猫の狩猟本能が目覚めてしまったときの、狩りの練習と考えても良いでしょう。多頭飼い姉弟猫がいる場合は、力加減をケンカごっこの「けりけり」で覚えるのですが、他に飼い猫がいない場合は、飼い主の方が正しく力加減を教えてあげないといけません。

飼い主の方は、「けりけり」が痛いと感じたら、我慢せずに適切な対応を取ることも必要です。

猫にけりけりされたときの対処法

人の手にじゃれる猫

「けりけり」をしている猫の姿は可愛いですが、手や腕に「けりけり」をされてしまうと、かなり痛いという場合が多くあります。もちろん、猫たちが興奮してしまうと、飼い主の方が怪我をしてしまうこともあります。

ですが、猫たちは犬とは違うので「怒る」という反応は絶対にしてはいけません。
「静かに叱る」又は「無視」が一番良い対処になります。

まず、猫にけりけりされたときの対処法は、以下の2つが挙げられます。

  • おもちゃで気を引く
  • 猫から離れる

ここで、猫にけりけりされたときの詳しい対処法を見ていきましょう。

1.おもちゃで気を引く

ねこじゃらしと長毛猫

猫が飼い主の方に痛い「けりけり」を始めたら、「静かに叱る」又は「無視」をして、専用の「けりぐるみ」などのおもちゃで気を引いて、手を離してもらえるように対処しましょう。

ここで大切なのは、「けりけり」が痛くても騒がず静かにおもちゃを与えて、手を離してもらうことです。猫たちは飼い主が大きな反応を見せると喜んでいると勘違いをして、更にヒートアップしてしまうことがあります。
飼い主の方が「けりけり」が痛いと感じたときは、静かにおもちゃで気を引いて対処しましょう。

2.猫から離れる

離れた場所から見つめる猫

猫が飼い主の方に痛い「けりけり」を始めたら、「静か叱る」又は「無視」をして猫から離れることも効果的です。

猫にとって飼い主の方に構ってもらえないことは嫌なことに入ります。
猫は嫌なことを特に覚えてくれやすいので、痛い「けりけり」を始めたら、飼い主の方が猫から離れることを繰り返すことで、猫が「けりけり」をしたら遊んでもらえないと認識してくれます。
飼い主の方が「けりけり」が痛いと感じたときは、静かに猫から離れて対処しましょう。

猫がけりけりできるおもちゃ

おもちゃで遊ぶ三毛猫

猫がけりけりできるおすすめ「けりぐるみ」のおもちゃから猫が喜ぶ「手作りのおもちゃの作り方」までをご紹介させていただきます。どの「けりぐるみ」もストレス発散ができて猫たちが大満足の人気商品なので、是非、おもちゃ選びのご参考にしてみてくださいね。

ペティオ (Petio) けりぐるみ エビ

ペティオ (Petio) けりぐるみ エビ
473円(税込)

商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) :10×7×33cm
・本体:65g
・素材:コットン、ポリエステル、またたびの実(詰め物)

エビの形が猫たちの狩猟本能をくすぐり、またたび入りなので、興奮して「けりけり」連続の猫が喜ぶ人気のけりぐるみです。口コミ評価でも気に入ってくれたと多くの飼い主さんに高評価されているので、幅広い猫たちの好みにも対応していると思われます。

細長形状なので、飼い主の方が手や腕を「けりけり」されたときにも、この商品なら手や腕を離すときの代わりで気を引くのに使いやすい「おもちゃ」ですね。



ペットステージ (Petstages) デンタル・チューマウス(2コセット) PTPS327

ペットステージ (Petstages) デンタル・チューマウス(2コセット) PTPS327
683円(税込)

商品情報
・本体サイズ (幅X奥行X高さ) : 6×3×2cm/紐各3cm
・本体: 4g
・素材: 綿、ポリエステル、ナイロン、キャットニップ(詰め物)

猫が喜ぶキャットニップ入りで、狩猟本能がくすぐられるネズミ型!のおもちゃです。
ストレス発散で「けりけり」ができるだけでなく、表面のネットを噛むことでデンタル効果があります。大きさも程良く、子猫から成猫まで遊べると飼い主の方に人気のおもちゃです。

手作りの「けりぐるみ」おもちゃの作り方

おもちゃを抱いて眠る子猫

簡単2ステップで手作りのおもちゃの「けりぐるみ」ができます。
是非ご家庭でも試してみてくださいね。

用意するもの

  • 大きめのモコモコ靴下1足とお好みの中身
  • モコモコ靴下の片方
  • その中に鈴やまたたびを中に入れるのもオススメ!

①大きめのモコモコ靴下に中身を詰める。
靴下の中に更に靴下を入れる形です。
中身はお好みで鈴やまたたび(棒)を入れても良いでしょう。

②輪ゴムやリボンで口を留める
(結ぶのも可)そして、出来上がり!
ポイント:強度が欲しいときは棒状にしたタオルを詰めると、いい感じになります。

まとめ

毛布にくるまって眠る子猫

今回は、猫が「けりけり」をする3つの理由と対策についてご紹介しました。
猫の「けりけり」は見ているのはすごく可愛くて癒されるのですが、手や腕にされるのは痛いときがありますね。

この猫たちの「けりけり」が痛いときは、狩猟本能が原因なので飼い主の方は我慢せずに、今回ご紹介した対処法をとってみてください。怪我をしないように、猫たちとうまく向き合って無理のない生活を過ごしてくださいね。

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