猫についたダニを駆除する3つの方法と予防法

【獣医師監修】猫についたダニを駆除する3つの方法と予防法

猫のダニの駆除をどうしていますか?家の中と外を自由に行き来できる猫には、どんなに気をつけていてもダニがついてしまうものです。飼っている猫が頻繁に毛づくろいをするようになったら、ダニがついているかもしれません。ダニがついていると、猫に病気を媒介しかわいそうなだけではなく、人間に移らないかも心配ですよね。猫についたダニは、早く駆除しましょう。猫についたダニを駆除する方法と予防法をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

猫についたダニを駆除する方法

屋外で日なたぼっこする猫

外へ行ったことのある猫なら、ダニがついている可能性が高くなります。それほど、ダニは身近なところにいるのです。猫にダニがついてしまったら、早く駆除したいですよね。猫のダニを駆除するには、どうしたらいいでしょうか。

薬を使う

ダニ駆除薬をつける猫
  • スポットタイプ
  • スプレータイプ

猫のダニを駆除するには専用の薬を使います。スポットタイプの駆除剤は、猫の首にたらして使用するもので、飼い主が自分で簡単に猫のダニ駆除をすることが可能です。1回の使用で約1か月効果が持続し、予防にもなります。猫のダニ駆除剤は市販もされていますが、動物病院で処方してもらい、獣医さんの指導の下で使用することをおすすめします。

猫のダニ駆除剤にはスプレータイプの薬もあります。スプレータイプも市販されていて手軽に駆除できますが、獣医さんに相談の上で使用するのが安心でしょう。

動物病院につれていく

獣医師に診察される猫

猫のダニというと肉眼で見つけるのが困難なほど小さな虫というイメージがありますが、大きなダニもいます。それがマダニです。マダニは、血を吸うことで10倍くらいにふくらみ、小豆ほどの大きさになりますので、見つけやすくなります。しかし、駆除するのが難しく、無理に引っ張ると頭の部分が皮膚の中に残ったままになってしまうので注意が必要です。

猫の皮膚にマダニがついているのを見ると、早く駆除しなくてはと慌ててしまいますが、無理に取らず、動物病院につれていきましょう。ダニには多くの種類が存在します。駆除には薬を使うなど方法は同じですが、耳につくダニなど、猫のダニの種類によって引き起こす症状が違います。猫の症状によって治療が異なることもありますので、動物病院で診てもらうといいですね。

シャンプーをする

シャンプーされている猫

猫にダニがついているのがわかったら、シャンプーで駆除することもできます。市販のノミ取りシャンプーには、猫のダニとノミの両方を駆除する効果のあるものがありますので、利用するといいでしょう。シャンプーの後はよく乾かし、残った猫のダニを取るためにブラッシングします。しかし、完全に駆除することは難しく、寄生した後に駆除するようになりますのでダニが媒介する病気の予防には不十分です。

猫にダニがつかないよう予防する方法

部屋の中でくつろぐ猫

猫にダニがついていたら早く駆除することが大切ですが、ダニがつかないよう予防することも必要です。猫のダニを予防するには、どうしたらいいでしょうか。

室内飼いにする

ダニは、猫が草むらへ入るなど、野良猫と接触することで移ります。猫のダニを予防するには、猫を室内飼いにすることです。外へ出ることがなければ、猫にダニがつく確率はぐっと下がります。しかし、人間が外からダニを持ち帰って部屋に入れてしまうケースがありますので、気をつけましょう。

掃除を徹底する

部屋はこまめに掃除します。特に絨毯やカーペットを敷いてある部屋や、畳の部屋はダニの温床になりやすいので、入念に掃除しましょう。ソファの上などもきれにすることをお忘れなく。家具の下や部屋の隅もダニが好みますので要注意です。布団や枕もこまめに干しましょう。

塩をまいてから掃除機をかけると、ダニの卵が死ぬのでおすすめです。(マダニの場合は床に卵がほぼないので効果が認められません)床にまいて掃除機で吸う駆除剤も市販されていますが、使用する際は猫が薬をなめてしまわないよう、掃除中は部屋に猫を入れないようにしましょう。

猫のノミの駆除方法

首元を後ろ足で掻く猫

ダニと同じくらい猫につきやすいのがノミです。ノミがつくと猫は非常にかゆがります。頻繁にかいていたり、毛づくろいをしたりしているようならノミがついている可能性があります。

猫のノミは猫の体表を動き回り、皮膚に黒い糞が認められるので見つけやすいのですが、駆除するのはなかなか大変です。人間についてしまうと、アレルギーの原因にもなりますから、猫のノミはきちんと駆除しておきましょう。猫のノミを見つけても指でつぶすのだけはやめてください。ノミのお腹の卵が指に付着したり、飛び散ってしまう危険性があります。

動物病院で駆除してもらう

動物病院では、首に滴下するスポットタイプの駆除剤が主流ですが、飲み薬などもあります。

薬で駆除する

動物病院で処方される駆除剤を首に垂らして使用します。市販もされていますが、獣医さんの指導の下で使用した方が安心です。

ノミ取りクシを使う

クシを使って駆除する方法は、手間はかかりますが、薬ではないので、副作用の心配がありません。猫の毛をとかすだけで、クシにノミがひっかかります。取れた猫のノミは、粘着テープにつけて捨てるか、中性洗剤を薄めた水に入れて駆除します。毎日根気よく駆除するようにしましょう。

ノミ取りシャンプーを使う

お風呂を嫌がらない猫なら、ノミ取りシャンプーで洗うことで駆除することができます。シャンプーすることで、体表の糞も一緒に洗い流されます。念のため、乾かした後は、ノミ取りクシでとかしてあげるといいでしょう。シャンプー後も皮膚にノミが残ることがありますので念入りに行います。

卵は猫の体表にはなく、床や地面に落ちています。猫の体表で生活するのはノミ成虫だけで、それ以外の卵、幼虫、サナギは床や地面に落ちていますので、床の掃除もしっかり行いましょう。

ノミ取り首輪を使う

ノミ駆除効果のある薬がついた首輪です。ホームセンターやペットショップでも購入できますが、動物病院で購入する方が効果は期待できます。しかし、首輪の周辺では効果が感じられますが、効果が長続きせず、首輪から遠い部位では効果がほぼないでしょう。

まとめ

ソファーでくつろぐ女性と子猫

猫を飼っていると避けて通れないのがダニの問題です。特に外へ出る機会の多い猫は、ダニに寄生される機会が室内外の猫に比べると多くなります。猫のダニは、寄生させないこと、寄生している場合は早く駆除することが大切です。猫のダニを駆除するには、シャンプーで駆除することもできますが、薬が効果的です。できれば動物病院で処方してもらうことをおすすめします。

猫にダニがついていると、ダニが媒介する病気にかかる恐れがます。ダニの駆除と予防はしっかり行い、愛猫が気持ちよく過ごせるようにしてあげたいですね。