VAPEは愛猫に悪影響!その理由は?

【獣医師監修】VAPEは愛猫に悪影響!その理由は?

ニコチンを含んでいるアイコスやグローなどの電子タバコが流行している今、禁煙に勧められているのが「VAPE」です。こちらは電子タバコではなくニコチンやタバコ葉を含んでいないアロマのような「香料」を楽しむものなのですが、実はこのVAPEは猫に悪影響があると言われています。その理由についてご紹介させていただきます。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

VAPEの何がいけないの?

こちらを見つめる仔猫

タバコや電子タバコは、ニコチンを含んでいるので猫には良くないと思っている飼い主さんも多くいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときにVAPEを知り、猫のために切り替えるということもあると思います。しかし、VAPEは猫にとって「良くない」と言われています。ニコチンも使われていないのに何故なのでしょうか。

結論としては、VAPEの成分が猫に悪影響を及ぼすと言われています。その成分の名前は「プロピレングリコール」というものです。プロピレングリコールは保湿性がある優れもので

  • 食品
  • 医薬品
  • 化粧品

これらのようなものに幅広く使われています。こんな身近にある成分なのに猫にはどのゆな悪影響があるのでしょうか。つづいてご紹介させていただきます。

VAPEが猫に与える悪影響は?

VAPEを吸う男性

タバコカプセルを香料に置き換えて、アロマのように楽しむ「VAPE」ですが猫には様々な悪影響があるとされています。

ここでは、VAPEが猫に与える悪影響をいくつかご紹介させていただきます。

嘔吐下痢

猫がもし、プロピレングリコールを誤飲摂取してしまうとひどい嘔吐や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。
ひどい嘔吐や下痢は体から水分が出ていくため、「脱水症状」を引き起こしてしまいます。それがさらに体にダメージを与えてしまいます。

パニック状態

猫はプロピレングリコールを誤飲摂取してしまうと幻覚を見ているかのような「パニック状態」になってしまう可能性もあります。

突然走り回ったり、震えて痙攣を起こしたり反対にぐったりとして動かなくってしまうことも考えられます。摂取量によっては命を落としてしまう危険もあります。

赤血球への影響

プロピレングリコールを誤飲摂取するとよくしられている影響としては、赤血球への影響です。赤血球の数を減らしたり、ハインツ小体というものを作り、場合によっては溶血性貧血を引き起こしてしまいます。
それにより、赤血球数が激減して脈や呼吸が荒くなったり、血尿や黄疸がでたり、フラフラと歩けなくなってしまうことがあります。

猫がVAPEを誤飲してしまったときの対処法

獣医さんに診察される猫

猫がVAPEを誤飲摂取してしまったときにはどうすればいいのでしょうか。

基本的には、猫の前で吸う習慣をやめることが一番で「自宅内では吸わない」とすることが一番です。
また、かならず吸い終わったらしまうなどしっかり猫の手が届かないところにおきましょう。 しかし、気づかないうちに誤飲してしまったということもあるかもしれません。

猫がプロピレングリコールのリキッドを誤飲してしまったときには

  • 時間
  • 摂取量
  • どんなものを食べたか
  • 症状

などを把握してすぐに医療機関を受診することが大切です。
猫の命に関わることもありますので、そのままにせずに必ず受診しましょう。

まとめ

一緒に寝る猫と男性

アイコスやグローなどの電子タバコは人気ですよね。しかし、猫のために「VAPE」に切り替えられる方もいらっしゃると思います。

しかし、VAPEに使われているプロピレングリコールという成分が猫には悪影響があります。
誤飲などをしてしまうことがないように「猫のいる空間で吸わない」という習慣をつけましょう。

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