猫が夏に起こりやすい病気と対処法

猫が夏に起こりやすい病気と対処法

猫の夏に起こりやすい病気をご存知でしょうか?暑さに弱く、夏バテになれば色々な問題が出てきます。猫が夏の病気にならない為に、気をつけてあげることを書きました。

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監修:獣医師 平松育子先生

(ふくふく動物病院)

猫が夏に起こりやすい病気

顔を洗う猫

もうすぐ暑い夏がやって来ます。今年は例年以上に暑くなると言われています。猫が夏にかかりやすい病気と症状を紹介します。

熱中症

真夏の暑い日に、暑い部屋を閉め切ったり、狭い場所に閉じ込める事が原因で熱中症になります。ぐったりする、口を開けて呼吸する、よだれを垂らす、下痢、嘔吐と言う症状が出ます。また、ひどい時は呼吸困難や痙攣等を起こす場合もあります。

毛玉症(ヘアボール)

春になると、冬毛から夏毛への換毛期になり毛玉症になりやすくなります。毛づくろいをする時に飲み込んだ毛が原因となります。これは、1年中を通して起こりやすい病気でもあります。食欲不振、嘔吐、便に毛が混じる、痩せ始める等が症状です。

食中毒

室温が高いと水もご飯も傷みやすくなります。特に、ウェットフードを出しっぱなしにして置くと、虫がたかったり腐りやすくなるのが原因です。また、梅雨の時期は湿気から雑菌等が発生しやすく食中毒の原因になります。猫が腐敗した物を食べたら、嘔吐、下痢、高熱、元気がなく背を丸める等の症状が出ます。

下部尿路疾患(FLUTD)

この病気は、夏に多くなると言われています。気温の上昇から、失う水分が多くなりおしっこが濃縮されて尿が濃くなることが、尿結石になりやすい原因になります。また、夏にクーラーのかかった部屋では水分補給が減る事が原因とも言われています。症状は、トイレに行く回数が増える、尿がピンクから赤になり血が混ざる事があります。また、おしっこが出ない、出にくい状況になってしまうと(尿路閉塞)、腎臓に負担がかかり尿毒症を引き起こす確率が上がり、命にかかわります。

外耳炎

湿度と温度が高くなる、梅雨から秋にかけて増える病気です。耳の内部が蒸れやすく高温になると細菌の繁殖により外耳炎になりやすくなります。また、寄生虫やアレルギーが原因となる事もあります。後ろ足で耳をかく、頭を振る、耳が赤く腫れる、耳から膿が出たり、悪臭がする等の症状が出ます。

夏に気をつける4つの管理と対処法

1.温度管理

室内の温度は27~28℃を目安に温度管理しましょう。エアコンを付けて部屋を涼しくしてあげたり、猫が自由に涼しい場所に行けるように部屋を開けておくといいですね。また暑い夏に、車の中も大変危険なので狭い場所に閉じ込めるのはやめましょう。クーラーの苦手な猫には、ひんやりシートやクールジェル等を置いておくと良いと思います。

2.体調管理

換毛期には、毛が抜けやすいので飼い主さんもこまめにブラッシングをしてあげて下さい。特に長毛種の猫は注意してあげて下さい。また、キャットフードも毛玉ケアの出来る物にしてあげるのも良いと思います。また、動物病院には毛玉ケア用のサプリメントがありますので、毛玉をよく吐く猫の場合は相談しましょう。

3.食事管理

水を飲む猫

猫も、夏バテになったら食欲がなくなるので食べやすいご飯や量に変えてあげるのが良いでしょう。ドライフードにウェットフードを混ぜると匂いが強いので食べる事が多いようです。そして、夏は特に水も傷みやすいので一日2回以上は、交換してあげたり、水の設置場所を増やす事を心がけてください。

4.衛生管理

害虫が多くなる時期なので、虫除け等の対策を取りましょう。外に出す時には、ノミやダニの寄生虫駆除で首に垂らす薬があるので病院等でもやってもらえます。また、梅雨の時期等で部屋に雑菌が繁殖しないように掃除や換気をして清潔な環境作りを心がけましょう。

まとめ

キジトラ

暑さに弱いと言われている猫ですが、この時期から、人間よりも早くから暑そうに冷たい場所でゴロゴロしているのを見かけます。家にいる時でも留守番させる時にもあらゆる事を気を付けてあげなければ行けませんね。

記事の監修

  • 獣医師
  • 平松育子先生
  • (ふくふく動物病院 院長)

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

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