猫エイズで人気がない…と言われた保護猫との生活をはじめて

猫エイズで人気がない…と言われた保護猫との生活をはじめて

子どもの頃からずっと飼いたかった猫を飼い始めました。この猫は大人の保護猫で、猫エイズキャリアでした。この猫との出会ったきっかけや、準備したもの、家に迎えるにあたって家族で相談したことなどをご紹介します。

気になる猫を保護猫カフェのホームページで見つける

子どもの頃から動物が大好き!でしたが、犬猫だけは団地住まいのため飼えずにいました。時は流れて、ある時、猫をシェルターで保護して、保護猫カフェを開いている団体のホームページを見つけました。

住まいから近いところにあることに親近感を覚え、月1回ほど覗いていました。その中に、大人の猫で白黒柄の男前の子がいました。性格もおとなしいとのこと。猫エイズという病気を持っていることも書かれていました。

シェルターで知名度が最下位と知り、保護猫カフェへ

「キリっとしてかわいいなー」という印象で、ホームページを覗く時は、いつもその猫が紹介されているページも併せてみていました。ある時、その団体のブログに、その猫が「シェルターで知名度が最下位ではと噂されている」と書かれていたのです。

それを見て「何で!あんなにかわいいのに!!!」と私の中で火がつきました。火がついたら即行動の私。すぐにその猫に会いに保護猫カフェに行きました。

猫エイズ

カフェスタッフの方に猫を紹介してもらうと、とてもおとなしくて、自分から甘えたり、アピールしたりがないので、カフェを訪れた方に印象が残らない、あとは猫エイズという病気を持っていることもあるので、なかなかお声がかからないとのこと。

その子は近づくと距離を置いてすっと逃げてしまいますが、攻撃性は全くなく、むしろ嫌なことをされても我慢してしまう子と聞きました。猫エイズに関しては初めて聞いた病気だったので詳しく聞きました。

ストレスがかかると発症することが多いのですが、ストレスのない落ち着いた環境で過ごせば、寿命を全うすることも多いとのこと。この話を聞いて病気についてはとてもクリアになりました。

家族の同意を得て、初めて猫を飼うことに!

会ってますますこの猫に興味がわき、家に迎えたい気持ちでいっぱいになりました。帰宅後に夫と、息子に「あの猫を家族に迎えたい」と直談判。どういう反応がでるかとドキドキしていましたが、二人とも「OK」をしてくれました。

家族全員が猫を飼うのは初めて。どんなものを揃えたらいいか、カフェの人に相談してひとつひとつ揃えました。3段ケージ、キャリーバック、おトイレ、餌、爪とぎなどです。こんなにも猫グッズがあるとは!今まで知らなかったその世界に驚きました。

猫が家に来てから1か月後

保護猫は家にきてからすぐケージに入れましたが、ボックス型の猫布団に入ったきりになってしまったので、まわりを毛布で覆って、安心できるスペースづくりをしました。

ケージにいいる猫

うちに来て2日間は、餌も食べず、トイレもせずでとても心配でしたが、3日目からそれらがクリアになり、ほっとしました。それからしばらくは、、姿を見るのは餌とトイレを変える時のみ。

猫の足

ネコの性格上、分かってはいたことですが、触れない、姿も見えないことに寂しさも感じていました。徐々に毛布も取っていき、猫が来てから1か月後にケージの扉を開けました。すると、なんとその日のうちに外にでてきてくれました!!

その日は家族みんなでたくさん喜びました。

お互いの距離をゆっくり縮めていこう

階段に居る猫

保護猫がうちにきてから、家族の中で毎日猫の話題があがります。子どもも猫のお世話をするようになり、外で動物を見た時などにも興味を示しています。

夫は夜帰宅して、ごはん中の猫に会うことも多く、見かけたら必ず話かけています。保護猫は、今は2階の部屋で昼間過ごし、夜になるとご飯やトイレで1階に降りてきます。

まだ触れるまではいきませんが、人がいても姿を見せるようになり、一日、一日、距離が縮まっているのは感じます。餌をあげる時など、少し顔を触らせてくれることもでてきました。

まとめ

猫を家に迎える際、子猫から成長を楽しんでいくこともありますが、大人の猫、保護猫を迎えるというのも、候補に入れてもらえる機会が広がるといいなと感じています。

大人猫だと性格も定まっていることや、落ち着いた生活ができるなどのメリットもあります。もし病気のキャリア猫をと考えている方は、保護猫カフェのスタッフの方に聞いてみることをお勧めします。

スポンサーリンク