猫が突然倒れてケイレン!てんかん発作を起こしたらどうしたらいい?

猫が突然倒れてケイレン!てんかん発作を起こしたらどうしたらいい?

猫もてんかん発作を発症することがあります。原因が分からないケースが多いですが寿命が伸びたことも影響し以前と比べて発症しやすく適切な治療をしなければ後遺症を残してしまうため、しっかりと知識を持ちましょう。

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猫のてんかんとは?

横たわっている猫

脳の突然異常な興奮

脳にある神経細胞が突然正常に働かず暴走をおこし体のコントロールが不能となりケイレン発作をおこします。犬と比べて猫の発症率は低いですがおよそ全体の1割以下の確率といわれています。

てんかんを起こす原因

ハッキリとした原因が不明な場合が多いですが脳腫瘍や脳炎、末期の腎不全が発作をおこす要因に含まれています。また事故による脳の損傷や子猫の時に頭を強くぶつけてしまった事も原因になります。

てんかん発作の特徴

てんかん発作は繰り返しおこります。発作の頻度や度合いはそれぞれ猫によって異なるため1ヶ月に1回おきる子もいれば数ヶ月に1回のペースでくる子もいます。

またケイレンを起こしている時間も個体によって短かったり長かったりと個体差があります。

てんかんは慢性化しやすい

しかし、てんかんは慢性化しやすく症状が進行していく可能性が高いため、発作が毎日おこるようになったり続けて発作が続き止まらない場合は早急に処置をしなければ脳に大きなダメージをあたえ後遺症を残します。

猫のてんかんの症状

横顔を見せている猫

全身発作

  • 突然倒れる
  • 四股が硬直
  • 震え、バタバタ動く
  • 瞳孔が開く
  • 失禁

脳全体が異常に興奮してしまうことで体全体にケイレン発作をおこします。突然倒れて四肢がピーンと硬直し震えたり、犬かきのようにバタバタ動きます。

発作中は猫の意識は全くないため黒目の瞳孔が大きくなっていたり、体のコントロールが効かないので失禁してしまう事がみられます。


こちらは、てんかん猫の飼い主が獣医さんに見せるために撮影された動画です。

発作の後は

大抵の全身のケイレン発作は数分でおさまり何事もなかったかのようにケロっと元に戻ったり、少しずついつもの状態に戻ります。しかし頻度が増えるようになったり発作が立て続けに起こることも見られるため常に注意が必要です。

部分発作

部分発作の場合は脳の一部のみ興奮をおこすため全身発作と比べて症状が軽いです。前足だけが硬直したり行動に落ち着きがなくソワソワする、顔だけピクピクと震えたり、体の一部だけが発作をおこします。また口からヨダレが多く出たり瞳孔が大きくなることもみられます。

前兆

発作が起きる前兆として天気が悪い日や気圧の変動、行動に落ち着きがなくウロウロする、逆に元気がなくジッとしている、過度に甘えてくる、頻繁に毛づくろいするなどが見られます。

また日常で雷や花火の音、来客のチャイム音、生活環境の変化などで発作をおこしてしまうことがあるので注意しなければいけません。

猫のてんかん発作が起きたらどうすればいいの?

カルテをのぞく猫

薬物療法による治療

ケイレン発作は繰り返しおきるため抗てんかん薬を服用することで発作をおこさないようにすることが必要です。そのため毎日かかさず薬を飲まなければいけません。

服用する際は薬の容量や投与回数をきちんと決め、薬がちゃんと効いているかどうか血液検査を定期的に実施しモニターすることが大事です。

薬の飲み忘れや服用を勝手にやめてしまうと発作が頻繁におこり重症化しやすいため自己判断せず必ず獣医師と相談してください。

発作中は刺激をあたえない

突然倒れて発作を起こすと「何とかしてあげないと」と思いますが体の震えを抑えたり、体を揺すったり、大きい声で叫んだりしてしまうと逆に刺激となり発作が重症化しやすくなるため落ち着くまでそっと見守ることが大事です。

また発作中は意識がないため体を触った時に噛まれる危険があるため控えてください。

猫が発作を起こしている時にする事

発作の頻度により薬の容量が変わったり重症化になる可能性があるため発作が起きた時にいつ発作が起きたのか、どれくらい時間がかかったのか、発作中どのような動きをしていたか、発作前後の様子などメモを取ったり動画を撮ると良いです。

まとめ

女の子と猫

猫のてんかん発作は発症率は低いですが起こると慢性化したり重症化しやすいため、気をつける必要があります。

もし猫が突然体のケイレンをおこしたり震えの症状がみられた際は、必ず病院に受診し適切な治療をおこなうことで後遺症や重症化を防ぐことができます。