猫に車酔いをさせない乗せ方と酔った時の症状、対処法

猫に車酔いをさせない乗せ方と酔った時の症状、対処法

猫を車に乗せる時、車酔いしないか気になりますよね。猫も人間と同じように、車酔いをする場合があります。ここでは、猫に車酔いをさせないための乗せ方と、車酔いした時の症状、その対処法についてご紹介します。

879view

監修:獣医師 加藤桂子先生

(伊達の街動物病院)

猫が車酔いをしない乗せ方

車のシートに乗る猫

猫が車酔いをしないためには、以下の方法をやってみましょう。

  • 車酔い予防のため猫の食事を半日前には済ませておく
  • 猫のトイレを済ませておく
  • 車酔い予防のため走行中は窓を開けて、車内の風通しを良くする
  • 1時間に1回以上は休憩をして車酔いを予防する
  • 動物病院であらかじめ猫用の酔い止めを貰っておく
  • キャリーを固定する
  • 車内は静かにする
  • 猫の匂いがついたタオルなどをキャリーに入れておく
  • 車内の温度を調節する

猫の車酔いを予防する食事のタイミング

猫の車酔い予防のため食事を済ませておくというのは、嘔吐してキャリーや車内を汚さないようにするためであったり、満腹感から車酔いをしないようにするためです。出発するのが昼であれば、猫の朝食を抜いておく、または少量にしておくとよいでしょう。

猫が車酔いをしないように休憩を取る

猫の車酔いの症状として、便意を催してしまう猫もいます。車での移動が長距離の場合は、家から猫トイレを用意して、休憩をとってあげる必要も出てくると言えます。そのため、1時間以上かかるようなら休憩を必ず取り、猫の体調が悪くなっていないか確認しましょう。

車の臭い対策で猫の車酔いを予防する

また、車の匂いも車酔いの原因になりますので、走行中には空気を入れ替えるようにしましょう。外の自然な風を取り込んで、車酔いを軽減するようにします。その場合は、脱走防止に注意してキャリーバックから出さないようにする、もしくは車の中に出している場合はしっかりリードを付け逃げない、飛び降りないようにしましょう。

猫の車酔いのお薬を処方してもらう

猫が車酔いをすることがわかっている場合には、獣医さんに酔い止めを貰っておく方法もあります。あらかじめ動物病院で診察を受けて、薬を貰っておきましょう。

猫が車酔いしないようにキャリーを固定する

猫が車酔いしないために猫を入れたキャリーは、シートベルトをかけて、出来るだけ動かないようにしてあげましょう。椅子の上ではなく、床に置いてあげたほうが安定しやすくなる場合もあります。キャリーが車の走行で大きく動くと、猫にストレスがかかり、車酔いしやすくなります。

猫が車酔いをしないようなるべく静かに

同じ理由から、車の中で大音量の音楽をかけないようにして、大声で話したりしないようにする方が良いでしょう。また、猫が不安にならないように声かけをしてあげることも良いでしょう。

車酔い予防で猫の匂いがついた物を置く

猫が車に乗る時に入るキャリーには、猫の匂いがついたものを入れておいたり、普段から慣れさせたりして、キャリーに入ることを不安に思わないような習慣をつけておくのも良い方法です。

猫が車酔いをしないように車内の温度管理をする

車内が蒸し暑かったり、寒すぎたりしないように、窓を開けたり、エアコンを使用したりして、快適な空間を作ってあげてください。車内が暑すぎると、猫が熱中症になってしまう可能性もあるので、気を付けましょう。

猫が車酔いする前にトイレを済ませる

猫のトイレを済ませておくのは、車に閉じ込められることになりトイレに行けませんから、当然と言えるでしょう。

ただ、猫に車に乗るからトイレに行ってねと言ってもなかなか難しいことですよね。猫がトイレを済ませたタイミングで出発できるように、出来るだけ猫の様子をよく見ておきましょう。

猫が体調不良で車に乗せる場合

ただ、具合が悪くて動物病院に行く時には、猫の食事やトイレは都合が合わせられないこともあります。その時には、キャリーの中にタオルやペットシーツを敷くなどして車酔いによる嘔吐を予防をし、出来れば同乗の人に猫の様子をよく見ていてもらいながら動物病院へ向かいましょう。

猫が車酔いした時の対処法

車のシートに乗る猫

猫が車酔いしたら窓を開ける

車の窓を少し開けて、車内に外の風を入れるようにしましょう。

猫が車酔いしてそうであえば声をかける

猫が車酔いで、鳴き続けたり、キャリーの中で動き回ったりする場合には、猫に声をかけて安心させるようにしてみましょう。実際、飼い主さんが運転していれば、声をかけるくらいしか出来ません。同乗者がいる場合には、その人が猫に声をかけるようにして、猫の様子を観察するようにしましょう。

猫が車酔いした時は脱走に注意する

猫がもし吐いたり、排泄をしてしまったりした場合には、車を止めて、出来ればきれいにしてあげたいものです。その際には、窓やドアを開けたりしないようにして、猫が逃げることのないように細心の注意を払いましょう。

そのため、車酔い対策であらかじめキャリーにはタオルを敷いておき、汚れを拭くためのタオルやビニール袋、ペットボトルの水も準備しておくと良いでしょう。

車酔いしたら休憩を取る

長距離移動であれば、そのまましばらく車を止めて休憩を取りましょう。その際にも車の窓を少しあけて、外の風を取り込むことも忘れないようにしてください。

病院に行く時猫が車酔いしたら

動物病院へ向かっている場合で猫の体調がとても悪い場合には、出来るだけ早く動物病院に着くことを優先させることもあります。目的地までそれほど遠くない場合には我慢をして、到着後に猫の世話をするという選択肢もあります。

猫が車酔いした時の症状

車内のキャリーにいる猫

猫が車酔いをすると、以下のような症状が出ます。

  • 動き回る
  • 鳴き出す
  • あくびをする
  • よだれが出る
  • 嘔吐する
  • 便意を催す

猫を車に乗せる時の多くは動物病院に行く時ではないでしょうか。そのため、すでに体調が悪いこともあって、猫が車酔いをしてしまうことも多いと考えられます。

運転に集中する事

猫が鳴き続けたり、嘔吐や失禁をしてしまうと、飼い主さんの精神状態にも影響します。飼い主さんは、キャリー内の猫が気になるかと思いますが、運転中は出来るだけ猫に気をとられず運転に集中するようにしましょう。

そのためにも、キャリーを大きくしたり、必ずタオルを敷いたりして、何か起こっても多少の時間はそのままいられるようにしておきましょう。

猫の車酔いを予防する方法

車内でキャリーから顔を出す猫

猫が車酔いさせないように普段から慣らす

猫がストレスを感じたり、車に慣れたりしていないために車酔いする場合には、車に慣らしておくことで、予防効果を期待することが出来ます。

走っていない時の車に、キャリーに入れて猫を乗せてみたり、少しの距離だけ走ってみたりします。動物病院までの距離を、実際に走ってみることも良いでしょう。

猫が車酔いしないために体質を知る

また、猫が実際に車酔いをした時に被害があまりないようにするために、猫の食事を半日前にしておいたり、トイレを済ませておいたりすることも大切です。ただし、空腹であることで車酔いしてしまう猫もいますので、少しだけおやつをあげておく方法もあります。

これは猫によってどの状態が良いのかを、何度か車に乗ることで見極めるしかないかも知れません。キャリーそのものに慣れていない猫もいますので、普段から、キャリーの中に入れるようにして、キャリー内でおやつをあげたりして慣らしておくことも良いでしょう。

猫が車酔いしない運転を心掛ける

また、運転する時にも、急発進や急ハンドル、急ブレーキを出来るだけしないようにすることが、猫の車酔い予防につながります。

猫の車酔い対策グッズ

フェリウェイ スプレー 猫用

ビルバック フェリウェイ スプレー 猫用 60mL
3,301円(税込)

商品情報
・猫のフェイシャルフェロモンF3類縁化合物配合
・猫が良く過ごす場所にスプレー

人工フェロモンを、車内や猫が入るキャリーにスプレーしておくと、猫が落ち着いてくれる場合があります。猫の頰部分から分泌されると言われるフェロモンの匂いがついていると、なわばりにいるのと同じように感じてくれる効果があります。

猫壱 ポータブルキャリー

猫壱 ポータブルキャリー 黒
2,480円(税込)

商品情報
・軽くて持ちやすい
・開口部は丈夫な撥水布とメッシュ窓の二重構造
・折りたたんで収納可
・ネット付 ・ポケットは2箇所
・水洗い可

猫用のポータブルキャリーです。使わない時には畳んで収納出来るので、車での移動用に持っておくのもおすすめです。メッシュ部分が広いため、車内でも猫が安心しやすいかも知れません。

カーロップ

トーラス ペットとのドライブを楽しくする カーロップ
502円(税込)

商品情報
原材料 ヘスペリジン、カノコ草エキス、クチナシエキス等

出かける2、30分前に、猫に舐めさせることで、車酔いを予防する効果が期待できます。

まとめ

車内でリードのついた猫

猫を車に乗せた時、何かしらの車酔いの症状が出てしまうのは仕方のないことです。猫を車酔いさせないためには、出来るだけ猫を車に乗せないことがいちばんだと言えます。

ただ、動物病院に行く時や引越しの時など、やむを得ない場合もありますね。出来るだけ事前に予防をしておき、それでも猫が車酔いする可能性があることは仕方ない、と思っておいた方が良いかも知れません。

猫の体調には普段から気をつけて、車で止むを得ず長距離移動する時には、獣医さんに相談してアドバイスを貰っておくと安心出来るでしょう。

人気のキーワード