猫のうんちは「オスとメス」で匂いが違う?

猫のうんちは「オスとメス」で匂いが違う?

猫のうんちはとても臭いと思う飼い主さんは多いようです。しかしただ匂いが強いのではなく、それにはきちんとした理由があるようです。今回はそんな猫のうんちの匂いについて調べてみました。

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猫のうんちの匂いに関する研究

宿題を見守る猫

猫は臭いをどこまで識別できているか?

以前から猫の糞が臭いのは縄張りを示すために必要であるからと言われていました。しかしこのことはある程度分かっていても猫自身がこの臭いをどこまで識別できているかは分かっていなかったのです。

今回研究を行った岩手大学では、猫が糞からフェロモンを嗅ぎ取りその主を特定していることや、どんな成分からそれを判断しているのかが分かりました。

研究で分かった事

この研究によれば猫の糞の臭さの原因となる成分は、硫黄含有化合物の3-メルカプト-3メチル-1-ブタノール(MMB)という成分であり、これは猫が糞をした主が同じ猫であるか、オスかメスかといったことを見分ける判断材料になっているということです。

猫が特定の猫を見分ける方法

また、猫の糞の匂いの原因となるもう一つの成分に短鎖脂肪酸というものがあるのですが、これは猫によって違う匂いがするらしく、猫はこれによって個体を見分けているそうです。今回分かった猫の匂いの識別方法をまとめると以下のようになります。

  • 1、 糞にMMBがあれば他の動物でなく猫
  • 2、 糞のMMBが多いならオス
  • 3、 短鎖脂肪酸は猫の個体を見分ける

つまり猫は糞の匂いから相手が自分と同じ猫か、異性なのか、どの猫なのかということを判断しているということなのです。こうなってくると糞は臭いだけでなく、猫達にとっては重要なコミュニケーション手段であることが分かりますね。

猫のフェロモンとは?

匂いを嗅がれる猫

上記のように猫は糞の匂いで異性も見分けることが分かりましたが、これは動物が子孫を残すパートナーを判別するには大変役立つものです。

人間でも魅力的な人はフェロモンが出ているといいますが、猫にとっての糞の匂いはまさにそのような役割を果たしていて、この匂いによって相手の異性が発情しているか、病気であるかなども分かるそうです。

猫のブレーメン反応

ちなみに猫はフェロモンの匂いを嗅ぐヤコブソン器官という部分が非常に発達していてこれで相手を判断しているそうで、この部分については嗅覚の鋭い犬よりも優れているとされています。

猫はこのフェロモンの匂いを嗅ぐ時は口を半開きにする(ブレーメン反応)というしぐさをします。もし飼いネコや野良猫がこのような反応を見せていたら、異性に対して「ふーん、こんな相手なのね」と見定めている可能性があります。

猫はどんな動物よりも異性に対して匂いでシビアな判断をすると言えるかもしれません。

昔からある猫の糞と匂いに関する言葉

猫ばばする猫

ネコババという言葉がありますが、これは猫糞と書き文字通り猫のうんちのことです。意味は悪事をして知らん顔をする、拾ったものを自分のものにしてしまうことです。

これは昔の人が、猫の糞に砂をかけるしぐさから連想したもののようですが、これは自分の糞の匂いから敵に居場所を特定されないようにするためなのではとされています。このように昔からあることわざからも猫と糞の匂いに関する関係は深いことが分かります。

まとめ

挨拶をする猫達

いかがでしたか?猫の糞の匂いはただ臭いだけでなく、異性を見極めることや、猫同士のプロフィール交換のような役割を果たしているようです。

詳しいことが分かってもやはり臭いのは変わりませんが、猫の糞も臭いのにちゃんと理由があることを知ってあげたいものです。

参考
https://www.iwate-u.ac.jp/info/news/2018/04/000738.html

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