猫の『多頭飼い』メリット・デメリット4つ!よくある問題と解決策も

猫の『多頭飼い』メリット・デメリット4つ!よくある問題と解決策も

猫の複数飼いは一筋縄ではいかないケースが少なくありません。場合によっては猫同士のストレスが増えることもあります。その一方で多頭飼育だからこそ得られるメリットも。今回は多頭飼育について詳しく解説します。

1.猫の家族が増える

本棚の上の猫

多頭飼育のメリットといえば、何といっても猫の家族が増えること。1匹だけでも家庭が明るくなりますが、多頭飼育になったら猫同士がじゃれつくため、もっと賑やかになります。

遊び相手ができることで猫の運動不足も解消しやすくなり、お互いの存在が成長を促進させるため精神面で大人になりやすいです。

2.相性が悪い可能性

喧嘩中の猫

本来、猫は単独行動を好む生き物。社交的な生き物ではないため、猫同士の相性によっては喧嘩が多発しお互いストレスを抱え込んでしまう可能性があります。一見、仲良さそうな場合も実はお互い気を遣い合ってストレスを溜め込んでいるかもしれません。

猫の多頭飼育を行うときは、それぞれの猫専用スペースを用意してあげることが重要です。猫にとって自分だけの居場所は安心して身を休められる場所。必ず用意してあげたいところです。

専用スペースは部屋で区切らなくてもOKです。押入れや家具の上、キャットタワーや猫用ハウスなどでそれぞれの居場所を作ってあげましょう。

3.感染症のリスク

元気がない猫

多頭飼育で注意したいのが感染症のリスクです。猫にも感染症が存在し、猫同士の接触や食器、トイレなどの共有により感染します。代表的な感染症として、猫風邪や猫エイズ、FIP(猫伝染性腹膜炎)などが挙げられます。

先住猫を守るためにも新入り猫の感染症検査、ワクチン接種、別々の食器やトイレを用意するなどの対策を徹底しましょう。

4.高齢猫にもメリットがある

くつろぐ老猫

多頭飼育によって高齢猫が認知症を患いにくくなる可能性も考えられるという話もあります。別の猫が来たことが新鮮な刺激となりボケが治まった事例もあるようです。勿論、高齢猫にとっても多頭飼育には一定の負担がかかります。特に元気いっぱいな子猫を迎え入れることで、疲れてしまう老猫も少なくありません。

その一方で退屈しなくなるため、たしかにボケ対策としては効果があるかもしれません。今後の研究・調査による、詳しい効果の証明が期待されています。

まとめ

くっつきあう猫

猫の多頭飼育は適切に準備しなければ、猫のストレスや体調不良を招いてしまいます。その一方で正しい知識を持ち、備えておくことでデメリットを最小限に抑えることも十分可能です。

多頭飼育では、単頭飼いと一味違った魅力があります。複数の猫との暮らしを検討されている方は、この機会に迎え入れる準備を見直してみてください。

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