『添い寝が危険』な猫の特徴4つ!一緒に寝るためにできることとは

『添い寝が危険』な猫の特徴4つ!一緒に寝るためにできることとは

かわいい愛猫と一緒に添い寝したいと思うのは飼い主として当たり前の気持ちです。しかし、猫の状態によっては添い寝に危険が伴うケースもあります。今回は添い寝で注意したい猫の状態を紹介します。

1.ノミ・ダニ対策が不十分

猫とノミ

猫との添い寝で注意したいのが、ノミ・ダニ対策が不十分な猫です。外に散歩へ行く猫は、草むらや土からノミ・ダニに寄生されます。室内飼育の猫であっても何かのキッカケに入り込んだノミ・ダニが付着するケースも少なくありません。

ノミ・ダニが付着している可能性がある猫と添い寝をすると、飼い主さんも噛まれる、アレルギーなどの症状が現れる恐れがあります。

特に怖いのがマダニです。猫だけでなく人間にも寄生し、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)という感染症に罹患します。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、人間の死亡例も確認されている恐ろしい病気。
猫を守るためにも定期的に駆除薬の点滴など、ノミ・ダニ対策を施してあげましょう。

2.人獣共通感染症

動物病院にいる猫

人獣共通感染症とは、猫だけでなく人間にも感染しうる病気のことです。適切な室内飼育をしていて、異常もみられない猫との添い寝でも人獣共通感染症を患う恐れがあります。

代表的なものとして、バルトネラ症(猫ひっかき病)が挙げられます。ネコノミを媒介して猫に感染する病気であり、感染猫にひっかかれる、もしくは噛まれることで人間にも感染します。

猫自身は無症状であり、健康な成人であれば問題ないケースも多いです。一方で免疫力が弱い子供や体力の低下している高齢者に症状が現れやすいです。成人であっても体調不良のときは、罹患リスクが高まります。

子どもと高齢者は猫との添い寝を避け、大人も体調が優れないときは距離を離した方が無難です。

3.分離不安

寂しそうな猫

分離不安とは、猫が精神的に飼い主さんに依存している状態です。一緒に過ごす時間が長くなるほど分離不安は起きやすくなります。分離不安となった猫は、飼い主さんと離ればなれになると不安に駆られ、暴れる、大声で鳴き出す、具合が悪くなるなどの異常が生じます。

添い寝は猫の分離不安を促進させてしまう要因でもあります。特に甘えん坊な猫に対しては、過剰にかまい過ぎない方が好ましいです。

4. 抜け毛が多い猫

ブラッシングで毛が抜ける猫

抜け毛が多い長毛猫との添い寝も配慮が必要です。猫の抜け毛を放置しながら添い寝をすると、飼い主さんが猫アレルギーを引き起こす可能性が高まります。

本来、猫アレルギーの原因物質は毛ではなく唾液に含まれています。しかし、猫が行う毛繕いによって唾液が被毛に付着し、結果的に抜け毛も猫アレルギーの原因となります。

ベッドやソファーなど、飼い主さんが休む場所はこまめに抜け毛の掃除を施し、猫に対してもブラッシングなどで抜け毛が散乱しないようにしてあげましょう。

まとめ

添い寝する猫

かわいい愛猫との添い寝は癒されるものであり、必ずしも悪いわけではありません。しかし、猫の状態によってはリスクが伴う可能性も捨てきれません。添い寝のリスクを把握したうえで対策を施し、適度な回数に限定して猫との添い寝を楽しんでください。

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