猫が『メロメロになる匂い』3選♡特徴と使い方とは?

猫が『メロメロになる匂い』3選♡特徴と使い方とは?

嗅覚が優れた猫にとって匂いの種類はとても重要です。臭くて嗅ぎたくない匂いがある一方、猫の心を掴んで離さない大好きな香りも存在します。今回は猫を虜にする匂いを3つ紹介します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.マタタビ

猫とマタタビ

猫が大好きな匂いとして定番なのが、マタタビです。猫がマタタビの匂いを嗅ぐことで寝転がる・走り回る・暴れるなど、まるで酩酊しているような興奮状態となります。

正しく与えれば猫のストレス解消・食欲増進などのメリットがある一方で、与え過ぎや子猫・老猫に与えることには危険性も懸念されています。マタタビ以外にもキャットニップやアルタイヒョウタンボクなどの植物も猫が好んで臭いをかぐことが判明しています。

余談ですが、実は身近な果物であるキウイフルーツもマタタビの仲間です。別名「鬼マタタビ」とも呼ばれています。残念ながら市販の実に反応する子は少ないですが、キウイフルーツの根や枝には興奮することもあります。

2.キャットフード

猫とキャットフード

身近なところで、猫が好きな匂いといえば、やはりキャットフードではないでしょうか。みなさんの愛猫もご飯を用意する音が聞こえたら駆け寄ってくる子も多いと思います。嗅覚が発達している猫にとってキャットフードの香りは、おいしさを判断するための大事な指標です。

中でもパウチや缶詰などのウェットフードは、匂いが立ちやすく猫が好みやすい風味でもあるため喜んで食い付く子も多いです。

3.飼い主さんの匂い

猫と飼い主

猫は飼い主さんの匂いも大好きです。猫によって飼い主さんは母猫のような存在であり、自分のお世話をしてくれて一緒に暮らしている安心できる存在ともいえます。そんな飼い主さんの匂いが染みついた洋服や布団、持ち物の匂いを興味深そうに嗅いで、場合によっては寝床にしてしまう猫も多いです。

その一方で、猫は飼い主さんの匂いだけでは、不安を解消しにくいことも最近の研究で判明しています。長時間、猫にお留守番させる際、飼い主さんの匂いが付いたものを添える方もいらっしゃいますが、それだけだと猫は安心できないようです。猫が本当に好きなのは飼い主さんそのものなので、外出時はなえるべく早めに帰宅して猫を安心させてあげてください。

まとめ

匂いを嗅ぐ猫

今回は猫が大好きな匂いを3つ紹介しました。よく聞くものから意外な匂いもあったのではないでしょうか。嗅覚が優れた猫にとって匂いは重要な要素です。ただし、柑橘の香りや香水は猫にとって悪影響を与える恐れがあります。猫と人間では好む匂いも異なる点は注意しておきましょう。

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