猫は『飼い主と他者』の区別ができる!4つの猫がしている確認方法

猫は『飼い主と他者』の区別ができる!4つの猫がしている確認方法

飼い主に対しては、甘えたり、鳴いてアピールする猫ですが、知らない人にはあまりしませんよね。猫は飼い主とそうでない人との区別ができているのです。猫はどうやって見分けているのでしょうか?

1.においで確認

人の手のにおいを嗅ぐ猫

猫の嗅覚はとても優れています。猫同士、お互いのにおいで情報交換しているくらいです。そのため、飼い主かそうでないかは、においで判別しているのです。

大好きな飼い主のにおいは安心できるので、飼い主がそばにいない時は、飼い主の衣類などに乗って寝ている、なんてこともありますね。

飼い主が外で知らないにおいをつけて帰ってきたら警戒することもあります。香りの強い柔軟剤や香水も、猫が嫌がることがあります。

2.足音で確認

下駄箱の上の猫

猫は聴覚も優れています。飼い主が帰宅した際に、玄関で待っていてくれる猫がいますね。これは、飼い主が歩いて来る足音を聞き分けて、玄関に先回りしているからです。出迎えるのは、飼い主だけで、他の家族にはそのような行動をしない場合もあります。帰ってきたのが飼い主か、他の家族か、足音ではっきり区別しているのです。

いつも出迎えている飼い主でも、知らない人をつれて帰宅すると、迎えに来ないということもあるようですよ。猫は警戒心が強いので、知らない足音には出迎えたくないのでしょう。

3.声で確認

振り返る猫

猫は、飼い主の声も覚えています。事情があって猫を手放さなければならなくなった人が、数年後に猫に声を聞かせたら反応したという実験結果もあります。飼い主だった人の声を記憶しているのですね。

飼い主がいつも話す声のトーンや話し方なども、判断基準になります。声色を変えたり、いつもと違う口調で話しかけると、びっくりさせてしまうことも。風邪をひいて声がかすれている時など、ちょっと戸惑ってしまうかもしれません。

4.輪郭や動作で確認

こちらをじっと見る猫の顔

猫は、人間の顔を見て飼い主と判断することは苦手なようです。視力はあまりよくないので、顔の違いを区別するのは得意ではありません。そのため、飼い主がパックをしていたり、お面を被っていても、気にしない猫が多いそうですよ。

ただ、飼い主の輪郭は、何となくわかっているようです。髪型が大きく変化すると、すぐには飼い主とわからないこともあります。優しく声をかけたり、においを嗅がせて安心させてあげましょう。

また、動きや雰囲気などでも飼い主か別の人かを区別しているようです。

まとめ

手の臭いをかぐ猫

猫は、視力がよくないので、飼い主の顔を見て判断することはほとんどありません。狩りをすることからわかるように、猫は動体視力に優れています。また、高さや距離感を判断するのは得意です。わずかな明かりがあれば、暗闇でも見えます。しかし、ゆっくり動いていたり、止まっているものを目で判断するのは苦手なのです。

猫には、嗅覚、聴覚が頼りです。人間が感じ取れないにおいを嗅いだり、音を聞くことができます。その分、香りの強いものや大きな音は苦手なので、気をつけましょう。大好きな飼い主のにおい、音がいつでも安心できるものにしてあげたいですね。

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