猫の自尊心を傷つける飼い主の最低行為4つ

猫の自尊心を傷つける飼い主の最低行為4つ

猫にも自分のことを尊重する「自尊心」が存在するようです。でも飼い主さんの行為によっては、それを傷つけてしまうかも…。どのような行為は避けたほうがよいのか、チェックしていきましょう。

1.ひいき

悲しげな猫

たとえば多頭飼いをしている場合。どうしても飼い主さん好みの猫とそうではない猫が出てきてしまうと思います。だからといってひいきをすると、自尊心を傷つけてしまうでしょう。

猫はとても繊細な生き物なので、そうした飼い主さんの気持ちを敏感に感じとります。そしてストレスをため、場合によっては体調を崩してしまうかもしれません。故意にひいきを行うのは、飼い主として最低の行為です。

ただそのような意図はなくても、結果としてひいきのようになってしまうことがあります。新入り猫を迎えたときや赤ちゃんが誕生したときなどです。どうしてもそちらのお世話に手間をとられてしまい、先住猫のケアがおろそかになってしまいがち。

新入り猫などがきた場合はそれまで以上に、先住猫をかわいがってあげてください。そして何をするにも先住を優先することがたいせつです。

2.ネグレクト

下を向く猫

ネグレクトとは猫のお世話をおこたること。ご飯を十分に与えなかったりトイレ掃除をしなかったり。必要な医療を受けさせないこともネグレクトといえるでしょう。

猫が予想以上に増えてしまう「多頭飼育崩壊」で起きやすいです。たくさんの猫がいる中で暮らしていると病気になりやすいのはもちろん、共食いなども起きてしまいます。そんな悲惨な状態を招かないためにも、特別な事情がない限り猫を飼うときは不妊手術が必須です。

いつかやろうと思っていて時間が経過し、気がついたときにはもう遅かったという事例も多いです。必ず家に迎え入れる前か迎えてすぐに手術を受けさせましょう。本当にキレイごとや笑いごとでは済まされないことです。

3.捨てる

真っ暗闇

やってはいけないことのベストワンにあげられるであろう、猫を「捨てる」行為。これは本当に飼い主として最低にもほどがあります。実際犯罪でもありますし、決して行ってはいけません。

元々野良猫だとしても、一度人に飼われると外で生きていくのはかなり難しくなります。もちろん、野良猫だから外で暮らしていてよい、という意味ではありません。外の世界はとても過酷で、野良猫の寿命が飼い猫の寿命の3分の1程度というデータから見てもその過酷さがわかります。

もし生まれてすぐに飼われたとして、そんな猫は外での生き方を知りません。獲物の取り方も上手ではないでしょうし、暑いとき、寒いときの対処のしかたもわからないでしょう。

想像してみてください。ある日突然、周りに何もない野山にぽつんとたった1人、置いていかれたシチュエーションを。誰だって途方にくれるはずです。

そんな辛いしうちをこれまで一緒に暮らしていた愛猫にしてよいのでしょうか?どれだけ猫はショックを受けることでしょう。その気持ちを考えたら、うかつに「捨てる」などという選択肢は取れないはずです。

4.体罰

泣いている猫

猫に対する体罰も絶対にしてはいけません。たとえしつけのためであっても、そのことが猫にはわからないからです。叩いたり蹴ったりしてもただただ「怖い」「痛い」と思うだけ。

飼い主さんのことを「危険な人」と認識し、近寄らないようになるでしょう。そうなると一緒に楽しく暮らすのは難しくなります。猫もストレスをためてしまうでしょう。

猫をしつけるなら、天罰方式がおすすめです。誰がやっているかわからないように、あたかも天罰が降ったかのように大きな音を立てるなどします。もしくはその行動を猫ができないように工夫してあげましょう。

5.猫の自尊心について

こちらを見る猫

猫は自尊心が高い動物だといわれています。が、それについてはさまざまな意見があるようです。たしかに、デレっとしていたり甘々に甘えてきたりする猫の姿を見ていると、とても自尊心にあふれた生き物にはみえないかもしれません。

ですが自分の気持ちに正直、常に身を快適な場所に置く、毛づくろいを丁寧に行うなどの様子は、自尊心からきているように思えます。自分をたいせつにするのが自尊心の一部なら、やはり猫は自尊心を持っている、といえるのではないでしょうか?

まとめ

寝そべる猫

誰だって、自尊心を傷つけられるような行為は受けたくないはずです。それは猫も同じ。ストレスにならないよう、自尊心を守ってあげてください!

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