家に現れた猫のお腹がふっくら…チャッピーとの愉快な出会い

家に現れた猫のお腹がふっくら…チャッピーとの愉快な出会い

ある日、自宅の窓の向こうに茶トラの猫が現れました。飼い猫のように人懐こく毛並みも綺麗。よく見ると、下腹が膨らんでいるように見えて…。我が家のチャッピーとの思い出を綴ります。

保護猫チャッピーとの出会い

突然、我が家に現れた子猫

ある日、ふと窓を見ると、すりガラス越しに何やら茶色いモノが…勘のいい方ならもうおわかりでしょう。それがチャッピーだったのです。漫画などでありがちな雨の中濡れた子猫に出会い…などではなく、チャッピーは自ら訪ねてきました。

その時期は、ちょうど猫の繁殖期でもありました。見たところ、チャッピーはメス。しかも、心なしかお腹が大きいような…。そう、チャッピーは妊娠しているように見えたのです。

︰寝ている猫

飼い猫だった可能性

私は、チャッピーは飼われてたいたのではないかと思いました。その理由として、痩せてなくむしろポッチャリ、身体の汚れもなく毛並みも綺麗、さらに病院で確認したところダニやノミ、回虫などもおらず、かなり人間馴れしていたからです。

もし飼い猫だった場合、チャッピーは捨てられたことになります。避妊手術がされていないということは飼い方や猫の習性などをよく理解できておらず、繁殖期の鳴き声に耐えられなかったのではないかと思います。あくまで推測ですが、これが私の考えでした。

チャッピーを家族に迎える決意

結局、飼い主は見つかりませんでした。一度、拾ってしまった手前、またチャッピーを外の世界へ放り出すのは忍びなく、私はチャッピーを飼うことに決めました。

その時、我が家にはすでに数匹の猫がいたので「1匹や2匹増えても変わらない」と自分に言い聞かせチャッピーをお迎えしたのです。

チャッピーの妊娠問題

妊娠の疑いがあったチャッピーですが、結局、ただのポッチャリ体型だったということがわかりました(笑)

もし、お腹に赤ちゃんがいた場合は、産ませて育てるつもりだったので、ホッとしたようなちょっとガッカリしたような、複雑な気持ちでした。

チャッピーは、今でも小柄なわりに人間の食べ物を狙うほど食いしん坊です(笑)

︰猫の後ろ姿とたい焼き

猫を飼うということ

ハッキリ言うと大変なことです。部屋は汚れるし、物は壊されるし、お金もかかる。しかも、捨て猫は病気にかかっている確率が高く、多額の医療費がかかるかもしれないことを覚悟しなくてはなりません。これは猫に限らず、全ての動物に言えることでしょう。

まとめ

チャッピーを拾った時のことは、今ではもう家族の中で微笑ましい話になっています。しかしチャッピーがもし捨てられたとしたらこれは深刻な問題で、チャッピーだけに起こっていることではないと思うのです。

チャッピーは運良く拾われましたが、今日もどこかで捨てられ、寒さに震え、飢え、虐待を受け、苦しみながら息絶えてゆく猫がいると思うといたたまれません。

ではなぜ人はペットを飼うのでしょう?答えは1つ、可愛いからです。もちろん可愛いだけでペットは飼えません。しかし私は飼い主のちょっとした考え方ひとつで、一生飼っていけるか、それとも飼うことを諦めてしまうか、その違いが出てくると思います。

それは、「可愛いけど汚い、お金がかかる、時間が取られる、もう嫌だ!」と思うか、「もう嫌だ!汚い、お金がかかる、時間が取られる、でも…可愛いー!」と思うか、その違いなのだと思うのです。

保護猫を迎えるということは、自分の人生を変えると言っても過言ではありません。迎えるにあたっては、プラスなこともマイナスなことも、あらかじめ考えておくことが必要なのかもしれません。

︰手を伸ばしている猫

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