痩せ細って戻ってきた野良猫。保護するとエイズ陽性で黄疸も…

痩せ細って戻ってきた野良猫。保護するとエイズ陽性で黄疸も…

保護するまでに二度も姿を消した野良猫のぶちが救助されるまでのお話です。

見つけてからすぐに姿を消し、1ヵ月ぶりに戻ってきた野良猫のぶち

保護団体のシェルター「ねこのおうち」近くで野良猫の「ぶち」が最初に発見されたとき、シェルターを経営しているゴエママさんは保護をしようと捕獲器を用意しました。

でも、ぶちは捕まることなく姿を消してしまいました。

諦めかけた1ヵ月後、ぶちは少し痩せて戻って来きました。

待ってくれるぶち

ぶちは雨の日も晴れの日もご飯をもらうべくシェルターに通ってきました。

本当はすぐにでも保護したいのですが、「ねこのおうち」は引越ししたばかりでリフォーム中。少し待ってもらう必要がありました。

ぶちには、窓の真ん前まで来てご飯が欲しいアピールするような可愛らしい一面も。

早めに保護したい気持ちが湧き上がりますね。

また姿を消したぶち。今度はボロボロになって戻ってくる

ご飯を毎日もらいに来ていたぶちでしたが、また姿を見せなくなってしまいました。

心配ながら待ち続けること1週間後、ぶちは姿を現します。まるで別猫のように痩せ細った姿でした。

差し出したご飯も食べられないほど弱っているはずなのに、ぶちは保護しようと3日かけても捕獲器に入りません。

そんなある日、ウッドデッキの下に潜り込んでいるぶちを見つけます。網で塞ぎながら捕獲器へ誘導し、なんとか保護しました。

病院へ

保護後、ぶちは病院で診察を受けました。なんとエイズ陽性で黄疸が酷く、すでに厳しい状態…。そのまま入院となりました。

恐らく、姿を見せなかった間のぶちは何も口に出来ないでいたのでしょう。猫は3日以上ご飯を食べないと 肝リピドーシスという、肝臓が正常に機能しなくなる病気にかかると言います。その症状の一つに黄疸があるのです。

保護猫シェルター「ねこのおうち」へ入居

ぶちが保護されて1週間後ご飯を自力で食べられるようになり、「ねこのおうち」へ入居することが出来ました。

怒ったり、警戒したりとありますが、少しずつ元気になっています。

その後

入居してから1年半。人になかなか慣れないぶちでしたが、「ねこのおうち」シェルターを経営しているゴエママさんにだけ触れさせてくれるようになっていました。

今はヘモプラズマ感染症というエイズの子が発症しやすい感染症のために投薬をしています。

それでも元気な姿を見せてくれるぶち。早く治ることを祈ると同時に、温かい場所にぶちが辿り着けたことが嬉しく思います。

一般社団法人 ねこのおうち

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