めったに見かけない!珍しい猫種4選

めったに見かけない!珍しい猫種4選

猫はマンチカンやスコティッシュホールド、アメリカンショートヘアなど非常に良く知られている種類もいますが、中にはまだよく知られていない珍しい猫種も存在しています。今回はその中のほんの一部ではありますが、まだ認知度としてはマイナーとも言える珍しい猫種について御紹介します。

1.ラムキン

ラムキンはアメリカを原産国とする猫種で足の短いマンチカンと巻き毛のセルカークレックスを交配された結果生まれた猫種です。

ラムキンはよちよちと短い足とカールした毛がとても個性的ながら可愛らしい猫種で、ラムキン(Lambkin)という名前は子羊という意味なのだそうです。またその他の呼び名として、小さいというような意味のナナス(Nunas)とセルカークレックスなど巻き毛の猫種に用いられているレックス(Rex)を合わせて、ナナスレックス(NunasRex)と呼ばれたりもするそうです。

特徴や性格

ラムキンは体重1.8kg~4.1kgと非常に小さく世界でも最小の猫の部類であると言われています。被毛は長毛、と短毛を含めいろいろな色がありますが、最もメジャーな色は白で長めのしっぽを持っています。

性格については穏やかで用がある時以外は無駄に鳴かない性格をしているのだそうです。ラムキンは見た目のクルクル巻いた毛が羊みたいで可愛いですが、性格もどちらかといえば草食系のおとなしい部分があるようです。

2.フォールデックス

フォールデックス

フォールデックスは、カナダ原産の猫種で折れた耳が特徴的なスコティッシュホールドと、鼻がペチャッとしたエキゾチックショートヘア、もしくはロングヘアが交配することで生まれました。

フォールデックスはこの交配の元となった二つの猫種の特徴を受け継いでいて、折れ耳とちょっと潰れ気味の鼻が非常に愛くるしい猫種です。また、フォールデックスという名前以外にもエキゾチックフォールド、エクソフォールドなどと呼ばれることもあります。

特徴や性格

ちなみに体付きの方はずんぐりむっくりな体型をしていて、まるでフクロウみたいと言われたりもするそうです。性格の方はというと非常に愛情深く、知らない人にも自分から寄っていく人懐っこい猫だとされています。

フォールデックスは、スコティッシュの折れ耳とエキゾチックの特徴的な鼻をダブルで受け継いだ、ユニークながら一度見たら忘れられない魅力を持つ猫種です。

3.アメリカンリングテイル

アメリカンリングテイルはアメリカ原産の猫で1998年にカルフォルニア州でスーザン・マンリーという女性がある子猫を発見したのが始まりです。

スーザンに拾われたこの子猫は、成長するとまるでしっぽをリングのように丸めて歩くようになりました。心配になったスーザンはこの猫の病気の検査等を行いましたが、そこでは特に猫に痛みがあるような疾患や異常は見つかりませんでした。

まだ非公認の猫種

その後、スーザンが猫種団体の遺伝子学者に調べてもらったところ、この猫は特有の遺伝子を保有していることが判明しました。その後、交配を経てこの猫から再びしっぽの巻いた子猫が生まれましたが、現在でもアメリカンリングテイルを正式な猫種として認めている団体はなく、非公認の猫種として知られています。

特徴や性格

このように、アメリカンリングテイルのしっぽは背中でぐるりとリングのように巻いているのが特徴ですが、これは常にその状態になっているというわけではないようで、リラックスしたり嬉しい気持ちになるとリング状態になってしまうのだとか。

アメリカンリングテイルは性格も友好的で愛情深いと言われており、非公認ながらとても魅力ある可愛い猫です。

4.トイ・ボブ

トイ・ボブ

トイ・ボブはロシア原産の猫種です。この猫は当時ロシアでブリーダをしていたエレーヌクラシュニチェンという女性の猫舎で初めて誕生しました。その後、エレーヌはロシアの猫科動物協会(FAR)に加入し、この猫の個体数を増やそうとしましたが、他の猫との交配は認められなかったことから現在も個体数が非常に少ない稀少な猫種となっています。

特徴や性格

トイ・ボブの見た目の特徴を一言で表すなら、とても小さいシャム猫です。トイ・ボブは非常に小さく、同じくかなり小さいサイズの猫として知られるシンガプーラよりも小さいのです。トイ・ボブはまだよく解明されていない遺伝により、大人猫でも1.2から1.3kgしか体重がなく他の猫であれば生後3~4か月の子猫ほどの大きさにしかならないそうです。

また、しっぽも特徴的で長いのではなく短いポンポンテイルと呼ばれる形状をしています。色はシャム猫のようなシールポイントカラーのみです。

トイ・ボブの性格については犬のようであると言われ、飼い主にとても良く懐き、見つけると駆け寄ってきたりすることも多いのだとか。このようにトイ・ボブは小さいシャムのような見た目と、短い特徴的なしっぽを持った、稀少な可愛い猫種と言えるでしょう。

まとめ

トイ・ボブ

いかがでしたか?猫にはまだまだ知られていない種類もたくさんいるようですね。ただ、このような珍しい猫達は遺伝性の疾患や病気についてまだ未解明の部分が多いとも言われています。

非常に希少な猫達ですから、家族に迎える機会は少ないかもしれませんが、もし縁があって飼うことがあるなら、このような部分についてしっかりと知っておく必要があるでしょう。

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