猫の運動不足を予防する方法5つ

猫の運動不足を予防する方法5つ

猫は案外運動不足になりやすい動物です。特に猫種によって動き回るより寝ている方が好きな場合は、積極的に身体を動かすようにしてあげなければ、肥満やストレスを溜めやすくなってしまいます。それでは運動不足予防の方法を色々と考えてみましょう。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1. キャットタワーなどを用意する

タワーで寛ぐ猫

猫が自分一人で遊べるように、キャットタワーを用意してあげると良いでしょう。飛び乗ったり飛び降りたりする動作が運動不足解消に繋がります。木登りの好きな猫には、爪とぎで出来たポールを購入すると喜ばれるでしょう。

タワーを設置するのが難しいときは、壁を利用してキャットウォークを作ったり、本棚や洋服ダンスの上を利用して段差を造り、猫のためのスペースとして行き来できるようにしてあげましょう。

2. 一緒に遊ぶ

女性と遊ぶ猫

飼い主と遊ぶことが好きな猫であれば、じゃらし系のおもちゃを獲物に見立てて追いかけてもらいましょう。飛び上がるのが好きな猫には空中でじゃらしてあげます。

階段のある家では、昇り降りに誘ってあげると運動不足の解消になります。階段がなくても椅子の上に飛び乗らせたり、ベッドの上に上がらせたりと高さの違う場所を探してみてくださいね。

3. 直線ダッシュを行う

ダッシュをする猫

猫に2〜3mの直線を数回走らせると適度な運動になるでしょう。トイレの後にトイレハイを兼ねて直線ダッシュしている猫も多くいます。

猫がこちらを見ながら猛ダッシュして逃げて行くときは遊びに誘ってきているので、ぜひ相手をしてあげてくださいね。直線ダッシュの先にダンボールを開けて置いておくと猫が中に滑り込み、運動の種類が増えて猫が喜びます。猫の壁への激突防止にも役立ちます。

4. 独り遊びできるおもちゃを用意

ボールで遊ぶ子猫

猫の好みのおもちゃを用意して積極的に独り遊びをするようにしましょう。自動で動くおもちゃも販売されていますので、猫の好みに合わせて用意してあげると喜ぶでしょう。

5. 他の猫を迎える

遊ぶ二匹の子猫

人間との遊びに満足できない猫には、新しい猫をお迎えするアイデアもあります。先住猫との相性が合わなければお互いにストレスがかかりますので、慎重に新入り猫を選ぶ必要もありますが、猫同士の遊びが加わり先住猫も満足してくれるでしょう。毎日大運動会が行われるかもしれませんので、集合住宅の場合は床にカーペットを敷くなど工夫が必要でしょう。

まとめ

リン

猫の運動不足を予防する方法5つについてお伝え致しました。猫は少しの時間で十分の運動量を確保できます。日頃から猫の様子を観察して、運動のタイミングを逃さないように楽しませてあげたいですね。猫と一緒に我々飼い主も運動してしまいましょう。

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