冬休みは愛猫におもてなしするチャンス!飼い主にできる5つのサービス

冬休みは愛猫におもてなしするチャンス!飼い主にできる5つのサービス

冬休みは、愛猫と接する機会が多くなります。日頃、留守番を頑張っている愛猫にご褒美をあげると喜びます。今回は「愛猫へのサービス」をテーマに、愛猫と楽しく過ごすことについて考えてみたいと思います。

愛猫と楽しい冬休みを過ごすには?

オーナメントで遊ぶ猫

今年も残すところ、後2ヶ月を切りました。そして、もう少しで冬休みシーズンが到来します。休暇中は愛猫と過ごす時間が増え、距離を縮めるチャンスです。日頃、あまり構ってあげられていないと感じている方は、この機会を有効活用してみると良いかもしれません。

しかし、いざ接する機会を増やそうと思っても具体的に何をしてあげたら喜ぶのかと悩みませんか?そこで、今回は愛猫と楽しい冬休みにするための具体例を紹介させていただきます。

1.ご馳走を用意する

パーティーを満喫する猫

冬といえばクリスマスパーティーですね。友人や恋人と楽しく過ごすことも良いですが、愛猫にもご馳走を用意してあげると喜んでくれるでしょう。普段の食事にトッピングを添えたり、液状のおやつで文字を書いてみたりと、ひと工夫するだけでも雰囲気が変わります。

愛猫に変化が伝わるかと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、猫は飼い主さんが楽しそうにしていると明るい雰囲気が伝わります。また、ベースが普段の食事でも、茹でたささみを加えたりウエットフードを活用することで味に変化があることに気がつきます。

また、食器にこだわりのない猫であれば、パーティー仕様の可愛い紙皿を活用してみるのも良いでしょう。飲み物も特別感を出すのであれば、猫用の牛乳を活用してみてください。愛猫が療法食の場合は、普段の療法食と同種のウエットフードを活用したり、食器で変化を出すなどの工夫をしてみましょう。

2.プレゼントを用意する

プレゼントを覗く猫

幼い頃のクリスマスイブの夜は、プレゼントが楽しみで寝つけずに、夜更かしをしているもののいつの間にか眠ってしまっていたという経験があったでしょう。その当時のワクワク感を思い出しながら、今度は愛猫にプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか?

好物のおやつや、好みのおもちゃなどをラッピングしてプレゼントするのです。特別高価なものを購入しなくても、100円ショップでも猫用品や可愛いラッピングセットを用意することができます。猫は箱や袋が好きなので、プレゼントを開封した後も楽しめる工夫をすると喜んでくれるでしょう。

3.遊ぶ

遊ぶ猫

猫は、飼い主さんと遊ぶことが楽しみの一つでもあります。休暇中は特別なことをしなくても、一緒に遊ぶことで愛猫も飼い主さんも心が満たされるでしょう。猫には野生の本能が強く残っています。狩りに見立てた遊びは、猫本来の生活に近づくことができるのでストレス発散にもなります。

猫の優れた身体能力は、遊びの場でも発揮されます。最初は愛猫に付き合うつもりで遊んでいても、最終的には飼い主さんのほうが夢中になることもあるかもしれません。遊びはスキンシップの一環として、とても大切な役割を持っています。

4.マッサージをしてあげる

リラックスする猫

我々人間の体にツボがあるように、猫の体にもツボがあります。ゆっくり過ごせる機会に、マッサージをしてあげるのも良いでしょう。インターネットで「猫(スペース)マッサージ」と検索すると、プロの方が教えてくれるマッサージ法の動画がいくつか出てきます。それをじっくり鑑賞してから実行するとより分かりやすく、安全にマッサージを行うことができます。

ただし、プロではない一般の飼い主さんはツボの扱い加減が難しいでしょう。人間のマッサージのようにツボを強く押してしまうと、逆に健康を損なう恐れがあります。そこで、ツボを意識しつつも基本的には普段通りに撫でてあげれば十分です。猫のマッサージをする際は次のようなポイントに注意しましょう。

  • 飼い主さん自身の爪を切っておく
  • 触れられたくない部分は撫でない
  • 強く押したり揉んだりしない
  • アロマは絶対に使用しない

まずは、猫の皮膚を傷つけてしまわないように事前に爪を切っておきましょう。そして、撫でられるとうっとりするポイントを重点的に撫でていきます。猫は急所である腹部、デリケートであるしっぽや肉球は触れられることを苦手としています。触れてみて嫌がるようであれば、そのポイントは避けるようにします。

さらに、人間のマッサージのように強く押したり、揉んだり叩いてはいけません。腰周辺は、軽くトントンと叩いてあげると喜ぶ猫もいます。気持ちよさそうにしている場合は、「腰トントン」も取り入れてみましょう。猫をマッサージするうえで最も重要なことは「アロマを使用しないこと」です。これは、たとえ犬用のアロマであっても絶対にNGです。これは、人間や犬には分解できるアロマの成分が猫の肝臓では処理できないためです。

アロマは使用せずに、飼い主さんのぬくもりでリラックスさせてあげましょう。冬場は指先が冷えやすくなっているので、マッサージをするときは指先を温めることを忘れないでください。

5.まったり過ごす

寛ぐ猫

猫は自分のペースを乱されることを苦手としています。クリスマスやお正月のようなお祝い事の日以外は、毎日のようにイベントを考えなくても大丈夫です。大好きな飼い主さんが家にいてくれて、甘えたいときに甘えられる状況が整っていれば猫は幸せなのです。ゆったりと寛ぐことも休暇中にできる大切なサービスです。一緒にうたた寝したり、膝の上に乗せてテレビを観たり、本を読んだりしながら静かに過ごすこともおすすめです。

冬場は絶好のスキンシップシーズン!!

暖を取る猫

冬場は猫好きさんにとっては、ラッキーな季節です。なぜなら、肌寒い冬は猫も暖を取るために自然と飼い主さんに寄り添ってくれるからです。これは、親しい間柄の猫が身を寄せあって暖を取る習性からくる行動です。寒い日は何もしなくても寄ってくる機会が多くなりますが、猫と触れ合うためにもこちらからも愛猫が近づきたくなる工夫をしてみましょう。

  • 膝にブランケットをかける
  • ふわふわ素材のルームウェアを着る
  • こたつやホットカーペットを活用する

猫は、ふわふわしたものや程よいぬくもりを感じられる素材を好みます。ブランケットやブランケットのような素材のルームウェアを身につけておくことで、猫のほうから接近してきてくれます。そして、膝やお腹のうえで寛いでくれます。これは、飼い主さんの体温も相まって母猫を思い出すようなシチュエーションを演出することができるのです。

前足でふみふみをしはじめたら、できる限り好きなようにさせてあげましょう。爪をこまめに切っている猫であればほとんど痛みを感じることはありません。むしろ、猫がマッサージをしてくれるような気分になれるので、飼い主さんのほうが癒されるでしょう。

猫が暖を取る手段として、こたつやホットカーペットもおすすめです。これらの場所で寛いでいると、自然と猫が寄ってくるでしょう。ただし、暑くなりすぎないように注意してください。このように猫が好む環境をつくり、その場で待っていることが大切です。幼い頃から人間と暮らす猫は、飼い主さんを母猫のような存在として認識してくれています。人肌が恋しくなるこの時期は、猫にとっても母のぬくもりを求め癒されることを望んでいます。冬場は一年で一番猫と触れ合える絶好のスキンシップシーズンなのです。

冬休みに気をつけたいこと

少年に顔をつける猫

休暇中は普段は人がいない時間帯に人がいたり、慣れない人が訪問してくるなど、環境の変化が生じます。大好きな飼い主さんと過ごせることは嬉しくても、環境の変化が苦手な猫にとっては要注意な時期でもあるのです。ここからは、冬休み中に注意してほしいことをいくつかご紹介いたします。

子どもとの距離感

お子様がいらっしゃる家庭では、冬休みになると子どもが家で過ごす時間も自ずと長くなります。子どもは大人のように自分自身の行動を制御することが苦手なうえに、予測不能な動きをします。これが猫にとってはストレスになってしまうのです。

猫は寛容な一面を持っているため、基本的には子どもには危害を加えることはありません。しかし、子どもが何度も嫌がることを繰り返したり、強引に触れようとしてしまうと限界を感じてしまうものです。猫から受けた傷は感染症の原因にもなります。幼いお子様と猫を遊ばせる際は、必ず見守るようにしてください。

そして、時々可能であれば別室で猫に休息を取らせてあげましょう。別室が困難であれば、ケージを活用することもおすすめです。ある程度聞き分けの良い年齢であれば、猫との触れ合い方を教え、休息をとることの必要性についても話してあげましょう。

来客に備える

お正月は、頻繁に来客が来るご家庭もあるでしょう。猫は警戒心が強い動物なので、来客中は常に落ち着かない状態が続きます。愛猫が人見知りの激しい性格の場合、お客様にもその旨を伝えるようにしましょう。そして、来客中も安心して過ごせる環境を整えましょう。

特にトイレ、水分補給、食事は我慢してしまわないように細心の注意を払ってください。また、必ず隠れ家も用意し、その場所には飼い主さん以外の人が立ち入らないように配慮することも大切です。

室温の管理

猫は寒さに弱い印象が強いと思います。確かに短毛種の場合は、寒さが苦手なので家を空けている時間帯も寒くならないように冬用の寝具を用意してあげると良いでしょう。逆に長毛種の場合は、全身が長く厚みのある被毛で覆われているため、短毛種と同様の対応では暑くなりすぎてしまうことがあります。そのため、敢えて涼しい場所も用意してあげることが大切です。

室温にも猫によって好みが別れます。暖かい部屋を好む猫もいれば、冬場でも少し低い室温を好む猫もいます。愛猫の好みと体調に応じて調節するようにしてください。

徐々に通常モードの生活に切り替える

楽しい休暇も、永遠に続くわけではありません。休暇が終われば、また普段通りの生活が始まります。そこで、徐々に通常モードに切り替えることが大切です。子どもが休み明けに母親と離れることを拒んだり、登校や登園を渋ることがあるように、猫にも似たような現象が起きてしまうことがあります。

特に甘えっ子で寂しがり屋の猫は、休暇中は飼い主さんが傍にいてくれた分、離れることが辛くなってしまいます。だから少しずつひとりで過ごす時間を増やし、生活リズムも整えて分離不安を予防するように心がけましょう。

まとめ

あんこ

人肌が恋しいこの季節は、自然と猫が寄ってきてくれる嬉しいシーズンです。大好きな愛猫とスキンシップをはかるチャンスが多いことが冬休みならではの魅力でしょう。

そして普段は留守番が多く、何かと我慢をしている愛猫にサービスをしてあげることでより絆が深まります。人間同様に、体調を崩しやすい季節でもあるので、スキンシップを通して健康チェックもしてあげましょう。

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