繁殖に酷使され放置されたスフィンクスは、歩く力も残っていなかった

繁殖に酷使され放置されたスフィンクスは、歩く力も残っていなかった

無毛の猫スフィンクスの雄猫が、劣悪な環境で繁殖に酷使されていたところを救出され、病院へ搬送されました。そこでは様々な健康上の問題が発覚し、ケアが施されます。

繁殖に酷使され放置された雄猫

救出

無毛の猫スフィンクスの「ダリ」は、スペイン国内の悪質なブリーダーの元で繁殖に酷使され、劣悪な環境に放置されてきました。保護団体 LetsAdopt により救出された時、ダリは、心臓疾患や肺炎、寄生虫など、多くの健康上の問題を抱えて、診察台の上で歩くのもままならない状態でした。

体を支えることができず、崩れるようにうずくまります。疲れ切って目も閉じてしまいます。

ケア

ダリはバレンシアの病院で治療を受けます。保温のため上着を着たダリは、頭を持ち上げて、少し元気が出てきたようです。

ダリはその後退院しましたが、慢性の心臓疾患もあり、里親の元から定期的に病院に通います。こちらはさらに少し元気になってきたダリ。瞳に力が宿ってきています。上着のチョイスは、看護師の趣味も入っているようですよ。

さらに回復を見せているダリは、何かに興味をひかれて見つめています。瞳に輝きがありますね。

自ら1mほどの高さから床に跳び下り、猫らしい好奇心で診療室内を歩き回ります!

続いて心臓のエコー検査をします。

検査結果

この後、ダリを抱きながら、担当医師が健康状態を説明します。スペイン語で話し、英語の字幕がついていますが、何よりも医師の表情とダリの様子が、全てを物語っています!是非、動画をご覧ください。

ブリーダーの質を見極めることが、猫を守ることになりますね。里親の選択肢もお忘れなく!

※こちらの記事は動画配信をしているYouTubeチャンネルより許可を得て掲載しております。
 掲載YouTubeチャンネル:Viktor Larkhill (LetsAdopt)

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